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先月のことになるのですが、
こんないいものを自治体でやるなんて!とすごく羨ましくなるイベントを取材してきました。

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港区文化芸術フェスティバルというイベントで、
毎年、参加した区民のみなさんがその道の第一線の方の指導を受けてステージに立つ、というものです。
これまでダンスやオペラなどに挑戦してきたようですが、
今年は世界的に活躍する音楽集団・Jazztronikの野崎良太さんプロデュースのコーラス。
歌手の有坂美香さんが指導をしたそうです。

区民の方々は年代的にお子さんからお年寄りまで幅広く。
驚いたのはその楽曲なのですが、
映画「ラ・ラ・ランド」のオープニングナンバー「Another day of sun」がセレクトされていました。
もちろん英語。
映画を観た方はご存知かと思いますが
アップテンポのとても難しそうな曲!

でもソロのお子さんやみなさん、
上手に歌いこなしミュージシャンたちとのグルーブもばっちり、とてもかっこよかったです。
ディズニーメドレーや「We are the world」などもソロが入れ替わったりしながら全員で歌い上げていました。


また、東日本大震災で被災した塩釜市浦戸桂島の女性がつくった詩をもとにつくられた復興支援ソング「わせねでや」も大合唱されました。
「忘れないでね」という方言であることや、
人の優しさ、地域への愛などこの歌の伝えたいことを子供たちが聴衆に語りかけて、
その後歌われる時には客席に歌詞を伝える方とともに聴衆も一緒に歌っていました。

アンコールはないけれど、いつまでも拍手が続けられていました。


プロデューサーの野崎さんにインタビューさせていただきましたが、
「プロのミュージシャン同士で交わされる【共通言語】がないなかで最初は不安もあったけどここまで出来るとは思っていなかった!!」と、
地域への音楽参加の可能性は拓けている、とおっしゃっていました。

年明けから練習し、厳しい指導により自主練習もかなり積んできたようで
みなさんの「やりきった!」という笑顔が眩しい終演後でした。