群馬に三年間住んだことがあるので
時々、ふらっと
「行きたいなあ」と思うことがあります。
2月は2回も小旅行しました。
1回目は前橋で一泊、
主に懐かしい味と、前橋駅前の温泉を求めて行ってきました。
お醤油がしみた薄切りの鶏胸肉が炒りたまごと一緒にご飯に乗っています。
ケンミンショーで紹介されたとき
一部の地元の人は登利平は群馬県民にしかお馴染みではない、全国区ではないことを知らず、
「(登利平を知らないなんて)人生損してる!!」とまで言っていました。
それくらい美味しいです。
初めて食べたときは、
これまんじゅうじゃなくて、ほぼパンだよね?
とツッコミを入れていましたが
いまではこのふかふかの小麦粉ベースの生地に甘いみそだれがしみているのがたまらなく好きに。
今回は老舗の原嶋屋さんでいただいてきました。
店内は焼きたてを待つ人であふれかえっていましたよ。
そして、前橋市の象徴的存在、
154メートルの高層ビルである群馬県庁には
展望レストランがあります。
地酒の赤城山はすっきりしておいしい。買って帰りました。
群馬県出身の中山秀征さんと井森美幸さんによる観光ポスター。
ものすごく安定感のあるお二人ですよね。
もし急にPR番組をやることになっても、
打ち合わせなしで番組が作れそう、と想像してしまいます。
展望デッキには名産のだるまが。
前橋駅前の温泉とは「ゆ〜ゆ」というところなのですが、街中にありながら
「伊香保、熱海と同じ泉質」とうたういいお湯。
ものすごくポカポカ感が持続します。
以前前橋に勤務していたとき、単身赴任の上司がこの温泉をものすごく気に入っていて、
週末になると家族を呼び寄せ、このゆ〜ゆで待ち合わせしていたくらいお気に召していました。
そして今月の群馬小旅行の2回目は、東部の板倉、館林に日帰りで。川魚料理をもとめて行ってきました。
東京から車でわずか1時間、近いです。
川魚は雷電神社の前にあるお店も有名ですが、
そこは去年夏に行ったので今回は少しそこから離れた谷田川沿近くにある「うおとし」さんへ。
川エビの天ぷらはサックサク。エビはプリプリ。
やはりなまずのサクサクの天ぷらに甘いタレがしみたお重がおいしいです。
お盆の空いているところには、あとから揚げたてのなまずのたたきあげが運ばれてきました。
たたきあげはお味噌で調味されています。
クセがなく淡白ながら、その調理法で独特の味わいになっている川魚、時々食べたくなります!
パリパリでおいしい、これで200円とは本当に驚きます。
広々!
そして水辺をあしらった建築もカッコいい美術館です。
古伊万里の展示をやっていました。
去年佐賀で器を見に行って以来、陶器が好きです。
この美術館はミュージアムショップも充実しているし、
彫刻家フランソワ・ポンポンのアトリエをイメージした別棟の一軒家は本場フランスから移築したのかと思うほどこだわりが感じられる手積みレンガ造りです。
なにより、東京の美術館のように混んでいない!
とてもゆったりした時間を味わえます。
群馬は意外と知られていないいいものがたくさんあるので、
まだ行ったことのない方には気軽に訪れてみてほしいです。