先日、第7期リコー杯女流王座就位式が行われ、司会を務めてまいりました。
里見香奈女流王座が三度目の戴冠。
わたしはというと、光栄なことに設立の年からずっと司会をさせていただいているので、もう7回目でした。
10回まで、あと少し!?感慨深いです。
里見女流王座のお着物は、
今回の就位式は、リコー製の色々な製品が導入されました。
上の写真のように超ワイドな画面のスクリーンが初めて設置され、
Tシャツや布バッグなどに写真をプリント出来る機械も登場。
その場で作られたオリジナルバッグです。
すぐに出来て、すごい!
でも多忙な加藤先生、お急ぎのようでしたし、
私も司会だったのであまりタイミングが合わず困っていたところにこの方が。
今期の女流王座戦を振り返ると、
その後第5局までフルセットでした。
第4局以外全て現地に行き、対局者の表情を真近で見てきました。
ずっと流れで見てみると、
真剣勝負の世界ってすごいな、
こんな風に真剣に、自分は何かと戦ったことあるかな?
と自分に問うてみたくなりました。
就位式では毎回、エンドロールが流れます。
予選の様子、挑戦者決定戦の様子、開幕後から番勝負の終わりまでの映像が、
バラード調の音楽にのせて流れます。
(今回は、里見女流王座がえらんだ、Flowの「ありがとう」)
それを見ていたら、涙が止まらなくなりました。
予選で涙をのんだ沢山の女流棋士たちの真剣な眼差し、
そして今回タイトル復位ならずだった加藤桃子女王がいつもの愛らしい笑顔で前夜祭で意気込みを語る様子、
里見女流王座のタイトル防衛が決まったあとのほっとした表情。
勝負の世界に生きる方々のひたむきさに胸うたれました。
今期は特にそれが心に沁みてぐーっときてしまいました。
来期のリコー杯女流王座戦もたのしみです。
勝負の世界は本当に、なかなか真似できないけど、すごいなあと思うことばかり。
すごかったなあ。。。
そして、今日、
里見女流王座は年齢制限で奨励会退会が決まりましたね・・・。
厳しくて残酷な勝負の世界の中で
懸命に努力し続ける先生方の心の強さ、
脱帽です。