司会を務めさせていただきました。
王座戦の司会をさせていただくようになって今期で4期目ですが、
そのうち3期、この王座に君臨する方として
お名前をお呼びしていたのは『人生の半分が王座』である絶対王者・羽生善治先生でした。
しかし今期、若き新王座・中村太地王座のお名前をお呼びすることになり、
今年はどんな就位式になるのか、関係者の方々とともにワクワクしていました。
中には中村王座とニュースや情報番組で共演なさったNHKアナウンサーの方々のお姿も。
また中村王座のお師匠である故・米長永世棋聖と同時期に東京都教育委員を務められた、脚本家の内館牧子さんより来賓のご祝辞をいただくくなど、
また中村王座のお師匠である故・米長永世棋聖と同時期に東京都教育委員を務められた、脚本家の内館牧子さんより来賓のご祝辞をいただくくなど、
とても豪華な式・祝賀会となりました。
そして、中村王座とお写真をお撮りになる方々の長蛇の列が終始途切れることなく、
中締めのときも、そのあとも、
本当に終宴となってもまだ列が続いていました。
中村王座のお人柄ゆえですね。
中村王座の謝辞は、周りの方への感謝の思いにあふれていました。
また四年前の王座戦挑戦の際、あと一歩というところでの惜敗から、
今期の王座奪取にいたるまでの心情が伝わってきて、
聞いていて心が震えるものがありました。
『この四年間は、楽しいことをしていても、
どこかぽっかり心に穴が空いたようだった』、と。
今期王座奪取をされたその直後は落涙されていたとお聞きしております。
実は、その四年前の歴史的熱戦と言われた王座戦シリーズのあと、
2013年、リコー杯女流王座戦の前夜祭で、
特別イベントとして開かれた解説会の場でした。
この四年間忘れることのないほど悔しかった将棋を、解説会で振り返っていただいたんだ・・・と、
今となって改めてあのときの中村王座のお気持ちを察するところです。
あれから四年、その間には中村王座と何度かお仕事をさせていただいたり、
会食の場でご一緒させていただくこともありました。
そのときにも、いろんな方からご自身のプラスになる言動をすべて吸収して力にしようというお気持ちが感じられました。
今回の中村王座のタイトル獲得は
私まで心からものすごく嬉しい、と感じることでした。
お祝いの気持ちを込めて、王座にこちらのイラストを描いてプレゼント。
初めてのタイトル獲得を決めた瞬間をイメージしたものです。
(サッカーのチームメイトには、絵本『しょうぎのくにのだいぼうけん』で私が作ったキャラクターたちを描きました^_^)
王座がご自身のお顔を『似てる!!!』と言ってくださり、ほっとしました。
こんなにもイケメンの方ですから、
イメージを変えてはいけませんもの!!
中村太地王座、改めて悲願の初タイトル獲得、
本当に本当に本当に、おめでとうございます!
さて、今日も将棋のお仕事をさせていただきます。
久保利明銀河と藤井聡太四段のトークショー、そして公開対局イベントです!
全体の進行を担当いたします。
ご覧になれる方々、このビッグイベントをどうぞお見逃しなく。
名古屋行きの新幹線にて。