10月26日、第7期リコー杯女流王座戦が開幕!
里見香奈女流王座に、加藤桃子女王が挑む五番勝負が始まりました。
第一局は高知で開催。今期もありがたいことに前夜祭で司会をさせていただくために私も高知へ。
会場となるホテルで島井咲緒里女流(ペコ先生)と!
先日の女子アマ団体戦でご一緒したばかりですが、今回はペコ先生のふるさと・高知で会えるとあって楽しみにしていました!
夕方から前夜祭のリハーサル。両対局者にお越しいただき入場などの確認。
そしてリハ後、会場の特設撮影コーナーに加藤桃子女王の姿が!
加藤女王と一緒に撮影ブースを体験させていただくことにしました。
大きなタブレット画面で画像にスタンプを貼り、
リコー製プロダクションプリンターで出力!
将棋の駒のスタンプも!
プリクラのように楽しめる撮影ブースに加藤女王もテンションがあがったようで
とても喜んでいらっしゃいました。
前夜祭開始後は、多数のお客様がこの撮影ブースを楽しまれていました。
高知での女流タイトル戦開催は初めて、
男性の棋戦でいうと最後に行われたのが2004年の棋王戦ということで
高知の将棋ファンの方々の注目の高さを感じました。
ご参加くださった棋士、女流棋士の皆様はこちらです。
・谷川浩司九段(第一局立会人を務めてくださいました)
・森内俊之九段(日本将棋連盟専務理事としてご挨拶もいただきました、ちなみに羽田空港でばったり。同じ飛行機でした。)
・山崎隆之八段
・糸谷哲郎八段
・島井咲緒里女流二段
・室田伊緒女流二段
余興では、高知伝統の踊り「よさこい鳴子踊り」が披露されました!
里見女流王座、加藤女王もにこやかに楽しまれていらっしゃいました。
里見女流王座と加藤女王、このお二人での女流王座戦は三度目。
最初は第3期、当時の加藤女流王座に里見さんが挑んで新女流王座となったとき(次の第4期は里見さん休場)。
二度目は去年里見さんが加藤さんに挑んで再び女流王座に返り咲いた第6期。
そして三度目となる今回は、加藤さんがこの場に挑戦者としてカムバックしました。
しかも加藤さんは女流王座戦設立以来7期連続出場という快挙ですね。
棋士の先生方は「この二人は今いちばん対局したい相手」に違いない、と口々におっしゃっていました。
翌朝10時に対局開始後、10時半より大盤解説や指導対局などのイベント開始。
イベント前に室田伊緒女流と!
抽選であたった方たちが次々と指導対局に。
このとき壇上でマイクを握られていた山崎八段が抽選結果を発表。
室田先生に当たった方を「当たり」、そして冗談で糸谷先生に当たった方を「残念ながらハズレ」と山崎節を披露していました。
関西の棋士は本当に仲良しです。
(室田先生は、ダニ先生に当たったら「当たり」でしょう!と笑っていらっしゃいました。どちらも完璧な当たりですよ!)
この日の朝は、藤井聡太四段が高校進学というニュースが流れました
。将棋と学業との両立について、
同じく中学生で棋士となり高校にも進学された谷川九段からお話がありました。
対局は里見女流王座先手の中飛車、加藤女王後手の居飛車。
このあと私はお昼前には対局場を出てしまい中継サイトでチェックしていましたが、
18時過ぎ、里見女流王座が投了。
加藤女王が先勝しました。
第二局は11月11日、大阪で対局が行われます。
さて高知を楽しんだお話も少し。
今回、わたしは高知は二度目。以前はBS番組でゆず農家の取材をしたときでした(→★)
そのとき食べ物がとにかく美味しくて、高知にまた行けると楽しみにしていました!
あぶりたての鰹塩たたき!
(最初はにんにくを遠慮していたものの、一枚挟んだらもう止まりませんでした・・・タクシーの運転手さんによると、鰹一切れにつきにんにくひとかけらをつけて食べるのが地元のおじさまのたしなみだとか。)
あおさの天ぷら。
そして田舎寿司やどろめ、いたどりに蟹味噌。さらに美味しい日本酒。
高知は天国に一番近い県かも!?
対局の朝はなぜか早起きしてしまったので、
ひとりで近くをお散歩。
ちょうど木曜市がでているとホテルでいただいたマップに載っていたので行ってみることに。
地元出身ペコ先生が教えてくれた文旦や、新高梨を家へのお土産に買いました。野菜や鰹だけでなくフルーツも美味しいなんて!
そして帰りの飛行機で食べるお昼ごはんに田舎寿司、
家で食べようとミョウガも買いました。市場なのでとても新鮮でお安く買えました!
高知での1日半、とても素晴らしかったです!
ちなみに、今回対局開始前に報道陣の中に
NHK前橋局で一緒に仕事していた記者がいました!
現在NHK高知局にいるのだとか。嬉しい再会でした。