時節柄 書くか迷った件です

家屋倒壊の話なので 嫌な方はスルーしてください

 

阪神淡路の地震の後 耐震診断というものが流行りました

実家は古い木造家屋でした

戦争終盤に 家が火よけ地に指定されて 取り壊し…その後

そういった家3軒分の木材で 戦後すぐに建て直した家でした

80坪越え 見える柱はとにかく立派です でも つぎはぎで 通し柱などない

診断は最低で 倒壊の恐れあり・・・

 

でも 両親はそれを信じずに こんな立派な家がそんなはずはない・・と 検査結果を握り潰していたんです

私がそれを知ったのは 子供たちが高校生のころ

母が大腸がんを経て・・・命が惜しくなった・・・急に騒ぎ出しました

診断結果を見せられて 真っ青

よくここに 親族を集めてあれこれ過ごしてきたな・・・

建て替えも何度も勧めましたが 聞く耳はありませんでした

 

以後も 法事などは 仏間のある母屋で・・・

昔の家なので 中二階が どや になっていて 長持ちや食器がどっさり

その真下が仏間です

私は出かけても 夫と子供は参加させませんでした

おまつりや正月の集まりは 我が家で・・・と言うことにして とにかく 子供を危険にさらしたくなかった・・・・

 

東北の震災で いよいよ 自分たちも心配になったらしく 

それまで仏間の奥で寝起きしていましたが 両親が結婚した時に建て増しした 平屋部分で生活するようになりました

それでも・・・集まりは 母屋で・・・

このときも 建て替え話をかなり具体的に勧めたんですが 聞く耳なく・・

そうこうしているうちに 両親の手持ちのお金も 妹の無心と母の放蕩で・・・

 

その後 父が弱って 平屋部分から母屋のトイレや風呂へ通うのがどんどん難しくなって・・・入院先の病院で あの家では退院後生活できない

バリアフリーに建て替えてくれ・・・と 頼まれたのが 今の母の住まいです

原資は 私が相続するはずの土地を手放しました

 

家ができる前に父が亡くなって 新しい家に入った母が放ったのは こんな小さい不便な家要らんわ・・・でした

 

危ないと知りながら 人を集めちゃだめだよ・・・と話すたび

そういうときは ご先祖さんが守ってくれる と 突っぱねられました

あんたは信心が足らんで 不安に思うんだわ・・・とも

 

あのころのやりとり・・・覚えてはいないよな

きっと自分の都合のいいように 変換されているんだろうな・・・・

 

昨日の日替わり紅茶は プリンス オブ ウェールズでした

プリンセス オブ ウェールズ は ダイアナ妃でしたね・・・

いまは キャサリン妃

カミラ妃は 国民感情を考えて名乗りませんでしたね   賢いです 

 

夕食後 なんとなく1杯の紅茶を飲んでほっとしています

 

 

昨日は 長い時間電車に乗っていました

すると周りの会話がどうしても耳に入ります

 

婆 阿部さんは さっさと死んどいてよかったねえ

生きとったらえらいことだったが・・・・

爺 ええ人だで 先に死んだの・・・あの人に罪はないよ

 

婆と私の心 へえ・・・・

 

婆 海保機は 急いどったで 聞き間違えたんだねえ・・・

爺 お国のために飛ぼうとしているのに 道を譲らなかった民間機が悪い

 

へえ・・・・

 

婆さまも 納得なんかしていないと思う

でも・・・口ごたえしない・・・

面倒だから・・・が すっかり身についているんだろうな

 

若い人の話は たいてい 女の子のほうが 

だって・・・・じゃん! と 反撃する

そして・・・男の子のほうが  そうかなぁ・・・・と 黙る

 

面白いな・・・と思いました

 

今朝の月は 雲のあいだから 出たり隠れたり・・・

とても寒かったです

 

いつも会うひとに しばらく会えませんと少々お話

みんな やさしい・・・・

 

町内安全の秋葉さんをお参りして

 

丘へ出たのが 6:30

 

30分は待てないので家に帰りました

ゴミ出しやら 丁寧掃除やら 着物の手入れやら そんな一日です