女優のお忍び? | まったりはんなり

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全く興味がないので私の事はスルーして下さいまし。

ウルトラマンの街祖師ヶ谷大蔵から、
てくてくとお隣の成城学園前までぶらり。
徒歩7分ぐらいですごく近い。
祖師ヶ谷大蔵のちょっとガチャガチャ賑やかな雰囲気から
どことなくセレブな雰囲気になっていくのが面白かった。
喫茶もある老舗のケーキ屋さんアルプスに行くと喫茶待ちの
お客様がたくさんいたが、
滅多に来ないので待つことにしたのだった。
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待つと言っても待つための椅子は二つのみ。
詰めれば四人座れるかどうかという感じだった。
たまたま席が空いたので腰掛けると、そこへ
不思議な雰囲気のご高齢の女性が一人やってきた。
室内だというのに、帽子を目深に被り、色の濃いサングラス、
大きなマスク、地味目だけどおしゃれなパンツスタイル。
目があったので席を譲ることにしたところ、
「あなたもお座りになったら。」と声をかけられ、
なぜかシートに相席することに。
何も話さないのも気まずいので、私の方から話しかけてみた。

お母さん「ご近所ですか?」
おばあちゃん「えぇ。近いからほぼ毎日来てるわ。」
お母さん「いいですね。ここのお店のお勧めはありますか?」
おばあちゃん「わたくしはね、いつもチーズケーキとブレンド紅茶を頼むの。
ブレンドは、アッサムティーがベースで香りもいいのよ。
後は、これも…」
買ったばかりの袋をビリビリと開封するご婦人∑(゚Д゚)
おばあちゃん「わたくしね、細いじゃない?一度にたくさん
食べられないから、ここのマドレーヌは朝食にちょうどいいのよ。」
薄っすらと微笑むご婦人。
マスクで見えないけどそんな雰囲気。
お母さん「美味しそうなマドレーヌですね。」
おばあちゃん「美味しいわよ。わたくしはね、ここがすごく
混んでいる時は斜め向かいのあんやさんに行って
甘味を取ることにしているの。
あそこのあんこは特別に美味しいのよ。」
お母さん「あんこだけでも売っているのですか?」
おばあちゃん「えぇ、そうよ。あんこの神様と言われている人が
絶賛したあんこだから美味しいわよ。」
お母さん「粒あんもこしあんも単体で売ってるのですか?」
おばあちゃん「えぇ。」
お母さん「帰りに寄って買って帰ります。教えて下さり
ありがとうございます。」
薄っすら微笑んだような雰囲気のご婦人。

ご婦人の席が用意できたようで、ご婦人は二階席へと消えていった。
一緒に行った友人達がそばにやってきて、
「かりんは誰とでもすぐに仲良くなっちゃうよね。」と言われたw
本当のところ、誰とでもではないのだけど。
意外と気難しいから。
話があうかどうかは一瞬でわかるのだ。
理屈とかではなく感性で。

ご婦人が二階席へ上がって10分後、私達はまだ呼ばれずに待っていた。
二階席から降りてきたご婦人は、優雅にレジで支払いをし、
私の方に目を向けるとかすかに膝を折り、
頭をわずかに横にして去って行った。
膝を折っての挨拶なんて、今まで生きてきて初めて生で見た音譜

後から友人達と話をし、彼女はおそらくベテラン女優さん
だったかもしれないという結論に。
貴重な時間を得られたことに感謝。

そんなこんなで席に着いた私が頼んだのは、
女優お勧めのチーズケーキではなくこれ。

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だって!可愛かったんだもの!おねがい
ケーキも紅茶もとても美味しかったラブラブ
食べ終わった後は、女優お勧めのあんやさんへ。
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こしあんを買ってきた。
店頭には、プレートのみで商品はなかったので
店員さんに聞いたら奥から持ってきてくれた。
このこしあんは、あんこトーストとどら焼きにして
美味しくいただいた爆笑
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お忍び女優さん、ありがとう音譜