父の手帳 | まったりはんなり

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父の手帳をこっそりと読んでみた。
こっそりとというよりは、日頃仲良くしてくれていた
方々に連絡をしておこうと思ったからなのだけど。

読み返してみると、今年の3月ぐらいから文字が
雑になり、<一日中在宅><○○(母)が寝てばかり>
<○○(母)が無礼すぎて腹が立った>という記述が
とても多かった。

おそらく、脳梗塞はじわじわと進行していたのではないだろうか。
もちろん、私は素人なので推測にすぎないけど。
手帳には、毎日の出来事が一、二行にまとめられていたが、
倒れる前日の19日の欄は空欄だった。

身体に違和感があるのが当たり前、肺がん手術の術後検診にさえ
行けば安心だと慢心していたのかもしれない。
脳梗塞のあるなしの簡単な診断方法で、両手を肩の高さまで
30秒上げさせてみるとわかるという。
前に習えのような姿勢を梗塞があると出来ないらしい。
どうしても、梗塞を起こしている方の腕が下に
落ちてしまうのだとか。

これは後から知ったのだけど、もっと早くわかっていて
教えてあげていたら、今みたいに重篤にはならなかったのかなんて
思ってしまったが、過去は変えられない。
<自分はまだ大丈夫!>と要介護1ながら要介護の母の面倒を
みて、母には週2回のデイケアに行かせながらも、自分は
行こうとしなった父。
何度も気分転換になるから行くようにと勧めていたのだけど、
結局行くことはなかった。

父の日記を読んでいて、一日中寝てばかりいた母は我が家に来てから
非常に元気である。
それこそ父の表現を借りれば無礼すぎて腹が立つことばかりだけど、
母が元気になれたこと、母の目や耳、入れ歯などのメンテが
出来たことは不幸中の幸いだと私は思う。

寂しがり屋の父のために、私達がまめにお見舞いに行けない分の
穴埋めが少しでも出来るようにと父の気心を知る旧知の友人、
知人に連絡をし、お見舞いに来てもらっている。
変わり果てた自分を見られたくないと思うかもしれないので、
うつらうつらしていた時期に尋ねたら、来てもよいという
アクションを見せたので一か八かでのチャレンジだったが、
思いのほか父は大感激し、うれし涙まで見せる始末。
お見舞いをお願いしてよかった。

少し関連のあることだけど、父の年金収入が施設利用での減免を
受けるには若干高く、母が使うショートステイでは第四段階になり、
一切の減免措置がなく、一日5000円以上かかることに母が困惑。
テレビ代一日100円別途かかることを知り、

「ねぇ、うちからテレビを持っていったら電気使用量数十円だって
書いてあったから安くない?」
「・・・・・あのね!電車乗り継いで一時間半の道のりを21インチの
テレビを持って誰が行くんですか?」
「だって、10日借りると1000円かかるじゃない?
うちから持っていけば300円で済むんだよ?」
「だーーーかーーーらーーーっ!誰がその21インチのテレビを
どうやって運ぶの?」
「宅急便で・・・(もごもご)」
「宅急便、往復でおそらく3000円はかかるよ?」
「?!そんなに?」
「100円でレンタルでいいよね?(`・ω・´)」
「・・・・・・・高いわよねぇ。」

朝からこんな会話でクタクタ。
妹からはもっと適当に流せと言われているけど、なかなかできず。
相方の話は適当にスルーするスキルがあるのになぁ(^^;)
今日は母のデイケアの日。
あれしよう、これしようと思いつつ、何もできずにぼーーっとしている。
ちょっと昼寝でもしようかなぁニコニコ



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