http://www.bbc.com/news/magazine-26969150
モンゴル西部、カザフスタンに住む鷹匠の少女、名前はアショール-パン。
冬場マイナス40℃になるこの地では、鷹匠によるハンティングは重要な伝統として2千年以上も続いている。しかし女性の鷹匠は初めてだという。しかも13歳の少女が鷹匠になることは、今の時代を反映しているかもしれない。少女の父親は卓越した鷹匠であり、アショール-パンは重いゴールデンイーグルを自由自在に操る事ができる。
普通、鷹匠になる訓練は13歳ごろから始める。殆どの少年は巨大なゴールデンイーグルに恐れをなす。
しかし普段シャイなアショール-パンは、ゴールデンイーグルと一緒にいると生き生きとした笑顔になるのだった。
ゴールデンイーグルは翼を広げると2メートル30センチにもなる。重さは雌のほうが大きく7キロになる。巣から雛を捕って育てる。大きくなる雌の雛を捕獲することが多いという。
何年か活躍してもらった後、必ず自然に還す。春の朝、感謝のプレゼントとして羊の肉を山に置き、ゴールデンイーグルを放つ。そうすることでゴールデンイーグルは自然に帰り、子孫をつくり、伝統は未来へ受け継がれる。