CNNの昨年12月の記事
日本の軍隊の復活はどの国にも引けを取らない
の中で、アメリカが日本に憲法を押し付けたことが、さらっと記されていましたのでご紹介します。
Resurgent Japan military 'can stand toe to toe with anybody'
CNN 2016年12月7日
(CNN)Seventy-five years after Japan unleashed one of the most devastating naval attacks in history on the US fleet at Pearl Harbor, the country has again established itself as one of the world's foremost military powers, experts say.
The resurgence comes despite a constitution imposed by the United States after World War II that limited the country's forces to defensive purposes only.
(CNN)真珠湾で米国艦隊に最も壊滅的な海軍攻撃を仕掛けてから75年が経ち、日本は再び世界で一流の軍事力を確立した、と専門家は言う。
第二次世界大戦後に軍事力を専守防衛に限った憲法を米国が課したにもかかわらず復活した。
CNNも認めるように、戦後、占領下の日本は、新憲法の制定をGHQに押し付けられました。
3-10 マッカーサー3原則(「マッカーサーノート」) 1946年2月3日
2月1日付け毎日新聞に掲載された「松本委員会案」の内容が日本の民主化のために不十分であり、国内世論も代表していないと判断したマッカーサーは、民政局に対して憲法草案を作成するよう命じた。その際、マッカーサーは、憲法草案に盛り込むべき必須の要件として3項目を提示した。いわゆるマッカーサー3原則である。その3原則のうちの一つが、第9条の淵源となった戦争放棄に関する原則であった。この資料に見られるように、マッカーサー3原則においては、「自己の安全を保持するための」手段としての戦争をも放棄することが明記されていた。
マッカーサーノート II
War as a sovereign right of the nation is abolished.
国家の主権としての戦争は廃止される。
Japan renounces it as an instrumentality for settling its disputes and even for preserving its own security.
日本は、紛争解決の手段としての戦争のみならず、自国の安全を維持する手段としての戦争も放棄する。
It relies upon the higher ideals which are now stirring the world for its defense and its protection.
日本は、その防衛と保護を、今や世界を動かしつつある崇高な理想に信頼する。
No Japanese army, navy, or air force will ever be authorized and no rights of belligerency will ever be conferred upon any Japanese force.
日本が陸海空軍を保有することは、将来ともに許可されることがなく、日本軍に交戦権が与えられることもない。
日本国憲法9条
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
これを見てわかるように、憲法9条は、「マッカーサーノート」の最低限の手直しなのです。
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