本日の新報道2001に、チャンネルくららでおなじみ織田邦男元空将がコメント。
非戦闘員退避作戦NEO(Non-combatant Evacuation Operation)の、米軍担当者が動き出したそうです。
織田さんは以前よりNEOが、米軍が北朝鮮を攻撃するかどうかの指標と指摘されています。
朝鮮日報 2017/09/19
米国のエリザベス・コードレイ国防次官補代理(計画担当)が、北朝鮮による6回目の核実験の直後に来韓し、韓国に居住している米国人の避難作戦(NEO)を点検していたことが19日までに分かった。そのため「米国が北朝鮮に対する軍事行動を準備しているのではないか」との観測も出ている。在韓米軍はコードレイ氏の来韓について「定例の点検活動の一環」と説明した。(引用ここまで)
現時点で、アメリカのレッドライン(軍事攻撃決断の境界線)は伊藤俊幸元海将によると国連の武力制裁決議の他に、以下の3つも加わるそうです。
①自衛権の発動
(グアム領海にミサイルが落ちるなど)
②自衛のための先制攻撃
(北朝鮮に戦争準備の兆候が認めらたとき)
③非人道的行為への介入
(シリアの化学兵器使用に対する攻撃はこれにあたる。
ワームビアさんの北朝鮮による拘束後死亡事件と、日本人拉致事件もこれに当たる可能性を、トランプ大統領の国連演説は示唆?)
伊藤さんは、今後1年以内に米東海岸に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」(射程1万3千キロ)にも、小型化した核爆弾を搭載可能ではないか、と分析されています。
アエラ.net2017.9.12
1年後の来年9月、北朝鮮の建国70年の記念日には火星14に搭載する水爆のめどがつくのではないでしょうか。(引用ここまで)
安倍総理がこの時期に、衆院解散総選挙を決断するとされるのも、朝鮮有事への危機の高まりが背景にあるようです。
有事に備え、現実的な議論を進めないといけませんね。
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