「おじいさんの岸さんの役だけでなく次は池田勇人さんになってください」~TPPで和牛ブームくる?! | チャンネルくららブログ
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NEWSポストセブン 2015.10.8 07:00
経済成長を所得増に結びつけるには「池田勇人色」改革が必要


「おじいさんの岸(信介)さんの役だけでなく、次は池田勇人さんになってください」──自民党の谷垣禎一・幹事長は安保法制を成立させた安倍晋三・首相にそう進言した。


 1960年、安倍首相の祖父でタカ派の岸信介首相が日米安保条約改定後に退陣すると、ハト派で「軽武装経済重視」路線の池田勇人首相が登場する。

「10年間で給料を2倍にする。できなければ政治家はやめる」

 そう国民に約束して高度成長期の波に乗り、公約を実現してみせた。有名な「所得倍増計画」である。池田首相が創設した自民党派閥・宏池会出身の谷垣氏は、首相に「タカ派の鎧を脱いで“経済の安倍”に変身してくれ」と求めたのだ。実は、安倍首相も2年前の参院選で1人あたり国民総所得アップや農家の所得倍増という“平成の所得倍増計画”を掲げた。

「10年間でみなさんの年収は150万円増えます」

 テレビ出演や街頭演説でそう語った首相の姿を覚えている国民は多いはずだ。では、安倍首相は「池田勇人」になれるのか。ゼロ成長の現在、「所得倍増」など荒唐無稽に思えるが、覚悟を持って取り組めば可能性はある

 岸首相と池田首相は経済思想がまるで違った。東条内閣の商工大臣を務めて国家総動員体制を担った岸は統制経済論者だったが池田は為替貿易の自由化企業の設備投資意欲を高めることで経済を成長させた。

安倍首相が放ったアベノミクスの3本の矢のうち、金融緩和と公共事業(財政出動)はいわばカンフル剤だ。政府が音頭を取る“岸色”の政策といえるだろう。一方、本格的な経済成長→所得上昇に結びつけるためには、その効果がある間に、3本目の矢である規制緩和・自由化という“池田色”の改革を思い切って進めなければならない。
(引用ここまで)
http://www.news-postseven.com/archives/20151008_355123.html?PAGE=2


❏池田は貿易自由化を積極的に推進
貿易自由化こそは究極の効率化政策です。通産大臣時代には、自由化に消極的な通産省を説き伏せてまで自由化を進めています。この時期の自由化のスピードは戦後を通しても際立っています。
(中略)
1962年10月時点の自由化率88%、1963年8月末には92%に達しています。


貿易自由化率
(一国の全貿易品目のうち関税がない品目の割合)の推移


引用:ネオアベノミクスの論点 (PHP新書)/PHP研究所(若田部昌澄著)
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★参考:チャンネルくららブログ TPP大筋合意!「世界経済のルールを中国に書かせない」「日米主導の巨大自由貿易圏誕生」 http://ameblo.jp/channelcrara/entry-12081214125.html