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「みんなで学ぼう!バルカン半島」
【12月6日配信】みんなで学ぼう!バルカン半島 season1 第1回「小村寿太郎が見たバルカン半島」倉山満 古谷経衡【チャンネルくらら】
なぜ、今バルカン半島について学ばなければならないかというと・・
20世紀はサラエボで始まりコソボで終わる
- なぜ戦争は終わらないか―ユーゴ問題で民族・紛争・国際政治を考える/みすず書房
- (千田善著)より引用します。
●20世紀には第一次、第二次と二回の世界大戦を含めて戦争が数多く起きている。そのため20世紀は「戦争の世紀」だったという表現が良く使われる。
●20世紀前半の国際政治の枠組みが決まったのは第一次大戦の直後のことだ。講和会議の場所から名前をとって「ベルサイユ体制」と呼ばれる。その第一次大戦がはじまるきっかけになったのは、有名な「サラエボ事件」だ。 - サラエボ事件
1914年6月28日にオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝・国王の継承者フランツ・フェルディナント夫妻が、サラエボ(当時オーストリア領、現ボスニア・ヘルツェゴビナ領)を視察中、ボスニア出身のボスニア系セルビア人(ボスニア語版)の青年ガヴリロ・プリンツィプによって暗殺された事件。この事件がきっかけとなって、第一次世界大戦が開戦した。
●一方20世紀の終わりには世界各地で民族紛争・地域紛争が起きた。大規模なものでは湾岸戦争などもあったが、「冷戦後の地域紛争」の例として最も大きな注目を集めたのが、ボスニアやコソボなどのユーゴ紛争だ。
1999年の春から夏にかけてはコソボ問題をきっかけにアメリカを始めとするNATO(北大西洋条約機構)軍がユーゴスラビアに大規模な空爆をおこなった。
●20世紀型の世界では前例がなかった空爆だったという意味で「20世紀はコソボで終わった」ということができる。同時にコソボ問題を通じて発生した問題が21世紀の初めにまでおよんでいる。言い換えれば21世紀の問題のかなりの部分がコソボ紛争とそこにたるユーゴ紛争の中で「準備された」ということでもある。たとえば2001年秋のアフガニスタン空爆は、アメリカが国連に図らずに独断で実行したが、これはコソボ紛争の「後遺症」といえる。
NATOによるユーゴ空爆
1999年の3月24日から6月10日にかけて行われたNATOによるユーゴスラビア軍事施設や民間施設の空爆。
●こうして21世紀初めの世界情勢を考えるために、20世紀という時代的区切の特徴をひとまとめにすると、政治的に象徴的な表現として「20世紀はサラエボではじまりコソボで終わった」ということができる。
●サラエボ(第一次大戦)もコソボ(アメリカ一国主導体制の完成)も、その後の数十年間を大きく左右する事件である。それがいずれもこのバルカン半島で起こっている。
●旧ユーゴを含むバルカン半島はヨーロッパと中東を結ぶ交通の要衝であり、歴史的にも東西の大国の力がぶつかり合う地域だった。この地域のことを詳しく研究すると20世紀の政治的特徴を考えることになり、したがって現代の国際政治の底流にあるものが見えてくるはずだ。
(引用ここまで)- □「みんなで学ぼう!バルカン半島 season1 」倉山満 古谷経衡【チャンネルくらら】毎週土曜、日曜配信予定です。ぜひご覧ください!
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