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アメリカでピアノを習う

17歳でピアノをやめた私が、20年以上のブランクを経てアメリカという土地でレッスンを再開した経緯、そして目からうろこのレッスンの内容をつづります。

ダニエルバレンボエムのマスタークラスの映像を見ていて、とても心に残る一言がありました。


「You must believe that you can make the crescendo in one note.」

直訳すると、

「一つの音の中でクレッシェンドが出来るって信じないといけない。」


一つの音の中でクレシェンドを作るというのは、ピアノと言う楽器の特性を考えた時に物理的には不可能なことです。ハンマーでたたかれた弦が奏でる音は、小さくなることはあっても大きくなることはありません。ただ、バレンボエムが言わんとしていることは、一つの音の中にクレッシェンドを作ろうと強く念ずることで、次の音へつながった時にその間にクレッシェンドを感じることができる、ということだと思うのです。


何て深い言葉でしょうか。心にがつーんと響いた言葉でした。