生活支援員のわたし | 思いのままに☆

思いのままに☆

ありのままに。
飾らずに。
まっすぐに。

私は、

障がい者施設の生活支援員をしています。

生活支援員は、ここで三社目。

色々あって、ここに辿り着きました。

結構、しんどい道でした。

 

ここでは、障がい者のみんなを仲間と言います。

一社目は利用者さん。二社目はスタッフさん。

ここは仲間です。なんかいいでしょ?!(笑)

 

うちの班は、重度障がい者の班なので、

食事介助、トイレ介助、歩行介助を必要とする人もいます。

会話がほとんど成り立たなくて、話さない人もほとんどです。

けどね、言葉なんかより、ずっとずっと必要なものを、

仲間たちがいつも教えてくれるから、壁なんかない。

体力的なことよりも、心の通い方で大変に思うことがある。

けどね、そこに笑顔があるから、壁なんかないと私は思いたい。

どんな気持ちか分からない時、もどかしくなって、悲しくなる。

うなったり、大きな声だしたり、伝えたい何かを、

叩いたり、引っ掻いたりすることで私に伝えてくれる。

それを受け止めながら、言葉にならない思いを感じる。

私達みたいに、言葉を発することができたら、伝えられる。

けどね、私達みたいに言葉を発しても、心は伝えらんないこともある。

伝えたい気持ちが強くなりすぎて、相手を困らせたり、

違ったニュアンスで伝わって、壊れてしまう関係がある。

なら、言葉がなくても、全身で伝えようとする方が、

伝わることもあるんだって思ったの。

なにより、笑顔、声のトーン、スキンシップ、これって安心するんだよ。

私は、安心できる支援員でいたい。

なめられてんだよ(笑)一番なめられてる(笑)

他の支援員に、『〇〇さんのとこばかり行くんじゃないよ!』と、

言われてる仲間が何人かいます(笑)

叱るときは叱るけど、怖くないんだよね、わたし(笑)

でも、わたしは、このポジションでいたい。仲間たちの逃げ場。

 

私はこの仕事が大好きです。

無表情の仲間がそばにいくと手を差し伸べてきて、

本当はぬくもりがほしいんだって、

よく不安定になる仲間が本当は関りがほしかっただけなんだって、

ニコニコしているお母さんはこんな風に産んでしまったと

責めているんだって、

見えないからこそ、その奥にある何かをわかってあげたい。

わたしには、大した力もないけれど、しっかり寄り添いたい。

そして、今日も笑顔でいたいです。

 

仲間たちのいいところを知ってほしいんだ。

障害者施設は大変だけじゃない。

心がちゃんとそこにあるってことを知ってほしかった。

 

なんかね、仲間のことになると泣いちゃいそうな自分がいるの(笑)

今の私に、この場所がなくなる生活なんて考えられないし、

ずっとずっと仲間たちの心に寄り添った支援をしていきたい。

仲間たちが教えてくれた大切な感情を大切にしたいです。