芦屋のピアノ教室です
https://piano-workshop.net/skg/asako/土曜日は今年お初のコンサートに。
ショパンコンクールの入賞者ガラコンサート。
うっかり先行販売逃し、秒で売り切れる一般で必死に震える手で買ったチケット。
直前までプログラム未定。
蓋を開けてみたらコンチェルトを弾くのは2位だったケヴィン・チェン。
えー、そこは1位のエリック・ルーじゃないの!?
と思ったら、翌日の京都はエリック・ルーがコンチェルト2番を演奏だった。
配信で夜な夜な聴いていた時には、この順位?
この人の方が上じゃない?なんて結果に不服だったけど、生で聴いたら納得の順位だったわ。
(一個人の感想です。どうかお気を悪くなさらずに)
この日、風邪気味でコンサートどうしようかな…って迷ってたけど、えいやっっ!で行ってきた。
興味があった桑原詩織さんの演奏、
「あれ……??」このフレーズはもっとキラキラっとしたブリリアントな音が私好きなんだけど、風邪で耳がおかしいのかな…って思いながら、それでも安定した演奏に聴き入る。配信ではすごく素敵に聴こえたけど、ショパン向きなピアニストではないのかもしれない。
ベートーヴェンとかブラームスの方が合いそう。
衣装はあのインパクトのあったレオナールじゃなくて、真っ白なふんわりしたブラウスにオーガンジーの可憐なお花が散りばめられたものだった。
休憩開けてワン・ズートンの葬送ソナタ。
圧巻。
言葉にならない。
これぞソナタ賞よね。
音に吸い込まれる…
音色の多彩さに惹き込まれる。
風邪で耳がおかしいのかと思ってたけど、違ったわ。ちゃんと聴こえてる。
ppの絶妙な音色、粒の揃い方にペダルの細やかさ、どんな練習をしたんだろう?
上手側の席しか取れなかったことが本当に悔やまれた。
1位のエリック・ルー
ワルツ7番ってこんなに素敵な曲だったんだ…
音が減衰する楽器で演奏していると信じられないほど余韻に色彩があって美しく、緻密さが感じられる。
全員が同じ楽器を演奏してるのに…って絶句。
バラードの4番はダイナミックで文句なし!!
演奏にはその人となりが出る。
どんなに有名なコンクールで賞を取っていても、気がついたらいなくなってたねっていうピアニストが沢山いる現実。
見た目でプロデュースしたり、テクニックを見せつけてっていう商業的な華やかさに偏りがちな今のクラシック音楽界において、エリック・ルーの様な繊細で緻密、思慮深さと温かみのある演奏。
残るピアニストだなって感じたわ。
最後は2位だったケヴィン・チェンのコンチェルト1番。
舞台にワルシャワフィルのメンバーが上がってくる。
ワルシャワフィル、私は好きなオケではないけれど、やっぱり海外オケは舞台が華やぐ。
指揮はアントニ・ヴィット
前奏1音目で
「重たっっっ!!!」
モワーーーッッッ
お風呂の中で弾いてんの!?ってぐらいクリアさに欠ける音。
最悪…
ピリッとした緊張感も無い。
なに、どうした?
何をどうしたらこんな事になった??
ゲネじゃないの、本番なの。
こんなに揃わないオケってある?
ピアノソロが始まっても引き締まらない。
なんだかとってもチグハグなの。
もうあまりにオケが酷すぎて、ピアノの音が耳に入ってこない。
ピアノとホルンの掛け合い一発目、
ホルンの「プフォーーーン」っていう目の覚める様な下手な音に椅子から転げ落ちるかと思ったわ。
昭和の阪神戦なら外野から
「下手くそーーーーっっ!!!」って絶対ヤジ飛んでる。
私がソリストなら、あのホルン………って絶対根に持つ。
とにかくワルシャワフィル、最後まで酷い演奏を続けてくれてケヴィンくんのピアノの音が全く耳に入らなかった。
本当に残念!!!
最後は入賞者6人揃って舞台に出てこられて、割れんばかりの拍手。
大勢のスタンディングオベーション。
予備予選から本選、夜な夜な見守ったコンテスタントの晴れの舞台、あれだけ長い期間楽しませてもらったんだから。
次はエリック・ルーとワン・ズートンのコンサートを追いかけたいと帰宅後調べたけれど、見つからず。
これからのお楽しみです。
