映画『犬ヶ島』みてきました!

犬インフルが大流行中の近未来日本が舞台。
偉い人が犬インフルに怯えすぎて、全犬を犬ヶ島に追放してしまう。
その偉い人の養子のアタリ少年は追放された愛犬を探しに、1人犬ヶ島に乗り込み、そこから捨てられた犬たちとの冒険が始まります。
日本でも大人気のウェス・アンダーソンが監督。

ギャグがいちいち『なんやねんもう!笑』っていう、うざ笑いで、さらに動きがヨチヨチしてるストップモーションアニメだから、余計笑いを誘う。
日本語と英語が入り乱れ、外国人からみた日本全体のイメージがよく分かるし、外国人の自分たちはきっとこんな感じに見えてんだろうっていうある種、大雑把な悪意ない偏見が笑いになっている。

その偏見がなぜ嫌な感じに見えないかというと、犬が出てくるからだ。
犬は万国共通で犬である。
黒いのも白いのも黄色いのも犬である。
この犬が出てくることで人間の枠を飛び越えてストーリーを把握するので、日本人の細目な顔立ちの描き方、外国人の顔中に描かれたそばかす、でかすぎるアフロ、など何かもの言いたげな描写がいい感じに中和される。
やはり動物は何をおいても癒してくれるものだなぁと犬ほしい欲が上がる映画でした。

もう上映終わっちゃったかも?お近くの映画館でまだ終わってなかったら是非みてみてねー!