気になる隣人の続き、隣から喘ぎ声聞こえた編です。

隣の人、しょっぺー生活送ってんなぁ〜なんてぼんやり思っていたある日の夜。
部屋に帰ってコートを脱ぎ脱ぎしていたら隣から女の人の声が。
喘ぎ声である。
うっひょー!と思い、壁にへばりついて聞き耳をたてた。それはそれはたてた。
もうあんなに聞き耳たてれることなんて生涯ないかもしれない。そんくらいたてた。
かすかに聞こえるのは、やはり喘ぎ声!
寒かった冬に、チョロチョロと春の小川のせせらぎのようにその喘ぎ声はかすかに聞こえてきたのだ。
やれやれー!オーエス!オーエス!
と、わたしは心から応援した。
変なこと言うなよ、絶対水さして女をさめさせるようなこと言うなよ!絶対だぞ!オーエス!いけー!
着替えもそこそこに聞き耳をたてていたので、わたしは半裸だった。
半裸で隣の部屋の喘ぎ声に聞き耳をたてるわたしは大丈夫なのか。変態なのではないか。大丈夫だ。わたしが変態かどうかなんて今はどうでもいいじゃないか。
でも半裸で12月の夜はきつい。
わたしは『ハクヒョン!』と結構なボリュームのクシャミをかましてしまった。
やば!わたしが水さしてどうすんだ!と、一瞬緊張感が走ったが、聞き耳を続けた。
喘ぎ声は変わらず聞こえる。
良かった、と、安心していたら、ガサゴソとなにかを探すような音ののち、ピッ、ピッ、とリモコンの操作音が聞こえ、喘ぎ声は止まった。
DVDだった。
DVDだった。。
もう、詮索はやめよう、そう心から思った。
そして次の日わたしはしっかり風邪をひいたのだった。

この話、書く気力があったら続き書きます。
続きは『隣人、ゴミの日じゃない日にゴミを出して大家にゴミを突き返される編』です。

写真は1番荒れてるときのわたしの部屋です。