高校の頃は②
ポケットのマスターとも懇意になり、常連気取りになると、次は友達も連れて行きたくなります。
月に1~2度の帰省で、高校と同級生や中学の頃の友達を誘って、居酒屋なんかに行くようになりました。一応、髪も伸びてましたしね。
居酒屋で、隣のテーブルで飲んでいる女子大生風のお姉さんたちと意気投合したりして、次どこ行く?みたいな話になり、オレ、いいとこ知ってるから、そこ行こうよ、みたいな。何をこの若造が、て感じですよね、今考えると。
一応、ほら、20年近く前の話ですから。今でこそ、高校生でクラブ行ったりするのが普通のご時世とは違いますから。それに、田舎ですからね。
で、スナックであるポケットに3:3くらいで行く、と。
この当時の高校生で、居酒屋じゃなくて、大人の社交場(?)であるスナックを行き付けにしてる、というだけでも、同性からは一目置かれるので、それはそれは気持ちよかったですね。
だって、皆、キンチョーしてるし。
「ウィスキーでいい?」なんて聞くと、「う、うん、いいよ」、みたいな。
若いうちからお酒を飲むと、脳が萎縮するとか、そんなこたぁ、考えてませんから。
大体、今、そういうことを言ってる自分が信じられませんから…。
店では、マスターの冴えたトークでオンナのコたちもどんどん開放的になって、飲んで飲んで、飲まれて、飲んで状態になり、送ることろには、ベロベロ、と。
で、駐車場(代行なんてないですから)、に送っていったついでに、キスしちゃう、みたいな、そんな楽しい高校生活を送ってました。
あ、でも、学校ではキチンと勉強、してましたよ。一応、進学校だったし。
高校の頃は①
高校は寮に入っていました。月に1~2度、帰省できました。
で、帰省すると、上の兄貴二人は地元にいないので、私が親父の晩酌の相手を務めることになったんですね。
長男の頃は、高校生が酒、なんてことはありえなかったのに、自分の頃になると、目の前に息子がいるというその事実だけで、相手をさせられる、というわけですね。
よって、お酒に関しては、相当大らかな家風になっていたと。沖縄と比べると、全然、ですけど…。
で、私も酒を飲む。といっても、ビールだけですが。キリンのクラシックでした。
しかーし、酒が入れば、年齢に関わらず、飲みたくなります。
晩酌を終えても、いや、終わったからこそ、その、飲みたいという気持ちはとめられず、親の目を盗んで、夜の街に繰り出していくことになるんですね…。
もちろん、行く店は「ポケット」です。そこしか知らないわけですから。
あ、お金なんか持ってるはずないので、それは帰省した際、兄貴が払う、ということになってました。兄貴にしてみたら、とんだ迷惑、なんですけどね。
要するに、この段階で、「一人飲み歩き」をしてた、ということ。これは今後の私に大きな大きな影響を与えました。
で、髪も伸びた頃は、ポケットのマスターとも普通に友達になってました。
地元デビューは丸坊主…
生まれてはじめての、夜の街、というか飲み屋さんに行ったのは、中3の時でした。
飲み屋で遊んでた、7歳年上の兄貴から家に電話がかかってきて、お金が足りないから弟(私ですな)に持ってこさせて、というのがきっかけだったんですね。
当時の私は、丸坊主でした。別に何か悪いことをしたわけでもなく、野球部でもなかったのに、中学校の方針で丸坊主だったわけです。なんて質実剛健な中学なんだろう…。
で、その前年に新しくなったばかりの「諭吉」を3枚くらい握り締めて、走りました。夜の街を。
指定された店はビルの地下にありました。未だに覚えてます、「ポケット」という名前でした。
恐る恐るドアを開けてみると、そこには普段、目にしたことのない、明るく饒舌な兄貴がいました。家にいるときは、いつもムスっとしてて、ほとんどしゃべらない兄貴なのに…。
「おー、来たか!まぁ、こっちに来いよ!」
お金を渡して、すぐ帰るつもりだったのに、席に座ることに…。
「えっ、弟さん?カワイイー」
いや、確かに貴方がたから見ればそうなんでしょうけど…。
で、上機嫌な兄貴は私に、唄を歌えと強制なされる。
中学の音楽の時間、友達の前で、人前に立ち、唄を歌うということですら、足がガクガク震え、声が裏返ってしまう、この私にここで唄を歌えと兄貴である貴方はおっしゃる?
しかし、私の家では、兄貴の命令は、絶対命令、拒否することなどできるわけもありません。
私は歌いました。
「六本木心中」を。
大きな声で。
音はヤバイくらいにハズれてたと思います…。
これが、私の飲み屋さんデビュー秘話であります。
本題に入る前に、ご挨拶
不特定多数の方々に見てもらうのを前提としてブログを書くのははじめてなので、ちょっとキンチョーしております。
特定少数の人を対象としたHPなり、ブログは持っているのですが…。
10月改変期のドラマでも、キャバ嬢を扱ったドラマが2本、とこの世界にもかなり脚光が当たってきましたね。喜ばしい限りです。
「沖縄のキャバ事情」というテーマで書いていこうかな、などと大それたことを考えているのですが、なんか微妙に内地のそれとは違うという印象もあるんですね。その辺のニュアンスが伝わればいいかなぁ、と。
本当は、自分も普段使っているHNで書きたかったのですが、身元がバレると怖いので、このchangfuというのは、ここだけのIDということになっております。
登場してくるキャバ嬢の皆様の名前も、本当は当人たちが使われている源氏名を使いたいのですが、これもヤバいので、勝手に違う名前で書いていく予定です。
日本も島国ですが、沖縄はもっと狭い島、です。
住んでるのが、那覇じゃなく、もっと横のつながりが強い「コザ(現・沖縄市)」なので、この地に住んでて、この業界にいる人が読んだら、いくら名前を変えてても、すぐ分るんだろうなぁ、と。でも、その時はその時かなぁ、とかなりお気楽に考えてもいるんですけどね…。
多分、支離滅裂な文章、意味不明な展開で戸惑われることが多いと思いますが、よろしくお願いします。