「大人が変われば子どもは変わる」の法則!

「大人が変われば子どもは変わる」の法則!

正しい子育てなんて存在ない、しかし「こうしたらこうなった」というデータはいくらでもある。
特に、うまくいかなかった例はその原因がわかりつつある。
「こうなりたくない」を検証することで、「どうなりたいか」をが見えてくる。
大人が変われば子どもは変わる!

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気づき!動き!本気! 大人が変われば子どもは変わる!

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[コラム] 第一弾: 「育つ」を見つめるVol.2
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いつもお読みいただきありがとうございます。

第一弾は、「育つ」をテーマにお届けしていますが、いかがでしたでしょうか。
ご自身のこれまでの成長、そして今の自分もライフサイクル・モデルに当てはめることで見えてくるものがあるのではないでしょうか。

それでは今回から一つ一つのステージを詳しく見ていきます!

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『人間の発達にとび級はない!』

前回の最後に「発達段階での主題をクリアしないと精神的に次の段階に進めない」と書きました。

子どもの成長を見ていく中で身体的成長は一目瞭然ですよね。首がすわったり、寝返りをうったり、ハイハイしたり。

でも、心の発達についてはどうでしょうか?

なかなかその段階を目にすることは難しいですよね。見えないから見ないことにするというのはまた別次元の論理だと思います。

人はこれまで科学することで見えないものも見えるようにと努力を続けてきました。心の発達も発達心理学を始め多くの分野で科学されることでだんだん解き明かされてきています。

冒頭に「人間の発達にとび級はない」とお伝えしたのは、心の成長は見えないという特性ために年齢とともに成長しているという錯覚がありますが、内面においてステージをクリアしていない場合、やはり現象として外にあわられてくるようなのです。

それが、心の病です。ここから検証すれば、発達の過程を見ることができるんですね。

その発達の順番を体系的に表したものがライフサイクル・モデルということになります。

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[第一ステージ:乳児期]

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乳児期(0~2歳)「基本的信頼の獲得」人を信じられるか
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驚くかもしれませんが、発達段階のほとんどのつまづきはこの乳児期にあるということなんです。

「人生はこうも困難になるのかというほど、問題が起こります。人生を左右するほどの違いが、乳児期の過ごし方にあるわけです。」(佐々木正美著「あなたは人生に感謝ができますか?」講談社)

では、そんなに大事なステージには一体どんな役割があるのでしょうか。

基本的信頼とは簡単に言えば、人を信じる力のことです。エリクソンは、人を信じることと自分を信じることは表裏一体と言っています。

言い換えてみれば、人は信頼できるけど自分のことは…ということはないという意味ですね。

『自分の存在を無条件で認めること = 自信』 ですね。

そして、この「信じる力」を育てるのが乳児期ということになります。

言葉は心の鏡と言われます。まずは、今の自分が今周りにいる人を信頼しているのか、をふと考えてみることで自信についてもより深く考えることができるのではないでしょうか。

さて、話を戻しますが、赤ちゃんはこの世に生まれてまずお母さん(またはそれに代わる人)が最初の信頼の対象になるケースがほとんどですよね。赤ちゃんは生きるためだと思いますが、無条件で母を信じますよね。

それもそのはずです。長い時間お腹の中で同じ時間を過ごしてきたわけですから。

この時期の母からの無条件の愛が、赤ちゃんの信じる力を育てていることになるわけですね。

≪信じる力はどう生まれるのか≫

乳児期におけるこの質問の応えは、「お母さんが子どもの望みを叶えること」です。想像に難くないと思いますが、0歳~2歳の赤ちゃんが自分の頭で条件を考えて望みを言うことはまずないですよね。

私は保育の経験からこの望みは親に対する(大人に対する)試みだと感じました。

本当に自分のことを思ってくれているのか

本当にそばにいてくれるのか、見守ってくれているのか

そんな条件のない愛を試しているように感じたんです。

前回「良育」について触れましたが、どうしても「どう育てたいか」が先行すると、「条件」を持った育児に発展していってしまうと思うんです。そこが落とし穴ですよね。

自制のきかない年齢の子どもに「言う事を聞いて欲しい」というそれ自体が条件です。

そうして無条件の愛をもらえなければどう育っていくのか。これはもう想像できますね。

様々な専門家の見解を見ると、望みに応える数は「信じる力が身についている数」に比例するようです。つまり、いくらでも応える方がいいということですね。

考えてみれば赤ちゃんってすごいですよね。自分では何もできないということを知っているかのように、自分が欲しいものは生まれ持って身につけている。

赤ちゃんってニコニコしますよね。「自分がニコニコすれば周りの人達は自分にいいことしてくれるだろう」なんて当然考えていないと思います。

ニコニコしているのは、紛れも無く、ニコニコし返して欲しいからですよね。欲しい欲求はそんなところにも見て取れます。

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(赤ちゃんの願い)

そばにいて!
ニコニコして!
喜ばせて!
だっこして!
かまって!
お母さんも一緒に喜んで!
見守って!
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参照 ≪ライフサイクル・モデル≫

乳児期(0~2歳)「基本的信頼の獲得」人を信じられるか

幼児期(2~4歳)「自律性」を身につけこと。セルフコントロール

児童期(4~7歳)「自主性」、積極性、主体性、目的性をはぐくむこと

学童期(7~12歳)「勤勉性」の基礎づくり。友達とのさまざまな共有経験

思春期・青年期(13~22歳)「アイデンティティ」の形成。自分を見出せるか

成人期(23~35歳)「親密性」を持つこと。家族や同僚とのむすびつき

壮年期(36~55歳)「世代性」を生きること。引き継ぎと引渡し

老年期(56歳~)「人生の統合」人生に感謝ができるか

(「あなたは人生に感謝ができますか?」講談社より抜粋)

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[育つについて考える」

目に見える身体的発達、そして目に見えない精神的発達、どちらも大事だということがわかります。

純真無垢な赤ちゃんを目の前に、「あんな子になってほしい」「こんな子になってほしい」と理想を思い描くのは自然の性ですね。

しかし、子どもがどんな発達段階をしていくのかを知ってそれをするのと、自分本位でそれをするのでは全く違った結果が待っているということがわかりますよね。

子どもはほっといても育つ、なんて言う人もいますよね。その言葉だけを引用するのは極めて危険ですが、こうした背景があっての言葉だと考えるとその重みがわかります。

心の発達を妨げられると大人になった時に様々な症状が出てくると多くの心理学者、精神科医が言っていますが、それは実際彼ら専門家がそうなってしまった多くの方々に共通点を見出している証拠だと思うんです。

今回の乳児期のところの心の発達が妨げられたことで将来起こりうるのは、いじめ(いじめる側)や鬱などだそうです。

確かに、いじめる側の理屈は紛れも無く「条件付きの愛」の獲得ですね。深く納得できました。

育つを考え、育てるへ その意識だけで大きな変化が起こりそうですね。

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[最後に]

次回も引き続き乳児期についてお届けする予定です。

また、専門家の見解をかなり噛み砕いて紹介していますが、当人の見解を知りたいという方は是非ご自身で調べてみることをオススメします。

ジャン・ピアジェ(心理学者)
アンリ・ワロン (精神科医)
マーガレット・マーラー(発達心理学者)

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「大人が変われば子どもは変わる」
≪「大人が変われば子どもは変わる」の法則≫

気づき!動き!本気! 大人が変われば子どもは変わる!

「こうなりたくない」を検証することで、「どうなりたいか」をが見えてくる。


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[コラム] 第一弾: 「育つ」を見つめるVol.1
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いつもお読みいただきありがとうございます。
これまでケーススタディという形で記事をお届けしておりますが、これから[コラム]という形を織り交ぜさらに違う角度から情報をお届けしていきます。

第一弾は、「育つ」をテーマに、以前に一度ご紹介したエリク・H・エリクソンの考えを中心にご紹介させていただこうと思います。
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[エリクソンとは?]

エリク・H・エリクソンは、ドイツ出身の精神分析家。
臨床経験と調査研究に基づき、「ライフサイクル・モデル」を確立。
人間が思春期・青年期以降にも心理的、社会的に発達することを世界で初めて示しました。
「ライフサイクル・モデル」は心理学や精神医学の世界で発達の基本的考え方の一つとして役立てられてる考え。

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[ライフサイクル・モデルとは?]

人が健康に幸福に生きるための発達、成熟のモデル。

8段階の発達時期に分かれており、その時期の危機的な主題が描かれています。

『児童精神科医の佐々木正美先生の著書「あなたは人生に感謝ができますか?」講談社』の中にはこのような記載がされています。

「乗り越えなければならない主題があるんです。乗り越えなかった場合、いずれの本当の危機が訪れる。そのような主題が人生のさまざまな時期に、重要なテーマとして現れてくるわけです。」

発達段階には越えるべきテーマがあるということですね。それでは以下概要になります。

乳児期(0~2歳)「基本的信頼の獲得」人を信じられるか

幼児期(2~4歳)「自律性」を身につけこと。セルフコントロール

児童期(4~7歳)「自主性」、積極性、主体性、目的性をはぐくむこと

学童期(7~12歳)「勤勉性」の基礎づくり。友達とのさまざまな共有経験

思春期・青年期(13~22歳)「アイデンティティ」の形成。自分を見出せるか

成人期(23~35歳)「親密性」を持つこと。家族や同僚とのむすびつき

壮年期(36~55歳)「世代性」を生きること。引き継ぎと引渡し

老年期(56歳~)「人生の統合」人生に感謝ができるか

(「あなたは人生に感謝ができますか?」講談社より抜粋)

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[育つについて考える」

少子化の続いている日本においては「良育」というような言葉が蔓延し、とにかく子どもに良い教育を与えたいという考えが親には浸透していると言われています。

しかし、子どもが小さい頃にさまざまな教育を与えていたにもかかわらず、思春期、青年期に入り問題行動を起こす子どもが増えていると聞きますよね。

また、良育を語るとき、多くは「能力」に着目し臨界期と言われる能力の発達に欠かせない時期を大切にしていると思います。それは理にかなった育て方であることは疑いの余地がありません。

しかし、そこに子どもが自然に「育つ」という視点が入っていない可能性が指摘されています。

良育では子どもを「育てる」の方に主眼があるように感じます。発達心理学などでは、人はどう「育つ」かを主眼にしています。

教育現場にいて思うのは、「どう育つのか」を知って「どう育てるか」を考えるというのが大事なのではないかということです。

発達心理学などと聞くとすぐに「子どものこと」と思われがちですが、エリクソンのライフサイクル・モデルでは親である大人も含め生から死までの発達が体系的に描かれています。

そして今回これを取り上げたのは、発達段階での主題をクリアしないと精神的に次の段階に進めないという点が説かれているからです。

例えば、思春期・青年期に形成させるはずのアイデンティティが見つからないないまま成人期に突入した人たちなどのことをメディアなどでもよく聞きますよね。

つまり、たとえ上記のモデルの年齢を見て自分や子どもに当てはめたとしても、その段階にいない可能性があるということです。もちろんそれは優れているとか劣っているということではありません。

成長のために、自分や子どもがどの段階にいて、何に向き合わなければいけないのかを知る一つの材料と考えてみてはどうでしょうか。

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[最後に]

これから数回に渡りライフサイクル・モデルを時期ごとに少し深めて紹介していきたいと思います。
気づきが広がり行動のきっかけになればうれしいです。

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「大人が変われば子どもは変わる」

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≪「大人が変われば子どもは変わる」の法則≫

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「こうなりたくない」を検証することで、「どうなりたいか」をが見えてくる。

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[登場人物] 母、翔馬(息子)高1

翔馬はこの頃暴力的になってきた。それにお金をよこせと言うようになってきた。
断ると暴力的になるし、お金を渡しちゃっていいものか・・・
旦那と話し合って次言ってきたらちゃんと断ることにした。

翔馬 「5千円くれよ。」

母 「えっ、また?何に使うのよ。」

翔馬 「部活で必要な用具を来週までに買ってこいって言われたんだよ。」

母 「それホント?つい二週間前も同じこと言ってたじゃない。」

翔馬 「そんときはそんときで必要だったんだよ。」

母 「渡せないわ。」

翔馬の顔色が一気に変わった。

翔馬 「は?おまえは自分の息子に恥かかせてなんとも思わないのか?」

母 「・・・そんなこと言われても出せないものは出せないの。」

周りにあった家具を思いのままに倒して壊した後、出てってしまった。

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(※この話は、大人が変わるヒントをわかりやすく伝えるためのフィクションです。登場人物、商品名、所属団体等すべて架空のものです。)

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★★なんでこうなる?★★

このような状態に至るまでには段階がありますが、今回のような場合、その会話の仕方が原因の一つになっていることが考えられます。
子どもの言い分につい「できない」「むり」と言ってしまいがちですが、実は今回のような例のパターンは悪循環に入っています。
子どもの要求を拒み、子どもが暴力を振るい、尻込みしてしまう。このような悪循環になる最初の原因は親が子どもと同じゼロイチの会話をしてしまっていることです。
子どもの論理は「金をくれ、でなければ暴力をする」というゼロかイチかというもの、これに対して「お金はあげない、自分で解決しなさい」という親の論理もゼロかイチ。
これではパワー対決になってしまいます。論理で説得していた過去の経験を基に子どもを会話していると思いますが、体も大きくなってきた男の子は論理で勝てないなら力でと考えをスイッチしてきますので注意が必要です。

□ 詳しく知りたい方は検索 → (検索ヒント) 思春期と暴力 / 子どもが暴力的

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★★こんなときどうする?★★

まずは、考え方を切り替えゼロイチの考えを捨てることです。そもそも世の中ゼロイチですべてが動いているわけではありません。
言葉は良くないですが妥協という方法を教えるチャンスになります。言い換えればお互いが納得できる結果を探すということにもなります。
当然お互いがハッピーになる結末が望ましいのですが、このような状態になっている場合、その状態は程遠いところにいます。このような状態になってしまったら、まずは折り合いを付けるところから始めるといいと思います。
例えば、子どもがお金が欲しい理由を言ってきた場合

母 「この前道具を買うときも5,000円渡したけど、何を買うのにいくらかかるの?」

翔馬 「ランニングシューズ、4000円くらいじゃない。」

母 「値段はまだわかってないのね。お金を出したくないわけじゃないけど、今月正直厳しいのよ。3,000円くらいなのか、4,000円くらいなのか調べてきてから教えてくれる?」

翔馬 「もう、いいよ、3,000円で」

こうしたやり取りをする中で、親がお金に対してどのような考えを持っているのかを知りながらお互いの気持ちを考えながら妥協点を見つけるようになっていきます。

※末期状態の場合、お金は渡さない。暴力を受ける前に逃げる。など対応の仕方も変わってきます。

□ 詳しく知りたい方は検索 → (検索ヒント) 反抗期の接し方

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★★思春期に向けて知っておきたいこと★★

かつての思春期を持っていた頃のことを思い出すと心当たりがあると思いますが、思春期に入った子どもは社会を知っている大人が思っている何十倍も早く、短期間に自分の世界を広げていきます。
そうした価値観の変化、自我に周りが振り回されてしまいコミュニケーション方法がわからなくなってしまうという悩みをよく聞きます。
しかしコミュニケーション方法がわからないためにこれまでと同じように接しうまくいかないというパターンになってしまいがちです。
価値観の変化、自我の芽生え、親を疑わなくてはいけなくなってしまった状態は、親以上に子どもが混乱しているんです。まずはそのことを理解した上でコミュニケーションを取るだけでも言い方や接し方が変わってくると思います。


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★★今回の自分を変える1歩★★

ゼロイチの会話になっている場合、折り合いを付ける会話に変えてみる

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