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ドイツ暮らしの情報

ドイツで音楽の仕事などしてる大阪人です。

生活や音楽や、
海外に興味のある方に向けての情報、またはただの呟きに付き合って下さる方との繋がりを求めて、こちらでの暮らしの様子を綴ります。

一昨日、
いつものように麻央さんのブログが更新されていないか確認しようと、
アメブロを開いたところ、
彼女のブログコメント欄一時停止という表示に不穏な気持ちになり、、、

改めてニュースで麻央さんの訃報を知ることになりました。

ショックで鳥肌が止まず、
しばらく涙が止まりませんでした。


本当に、残念です。

心よりお悔やみ申し上げます。




私は、麻央さんがブログを始められてからずっと愛読させてもらっていました。
病が治りますように、いつも祈っていました。


しかしページを訪れては、麻央さんの生きる姿勢、柔らかくも芯の強い文章に、私の方が激励されていました。


自分にとって辛い時期も、麻央さんのブログにいつも勇気と希望をもらいました。
心が震えて、コメントをさせてもらったこともありました。



麻央さんの最後のブログも、その日読んだ後すごくほっこりとした気持ちになりました。


皆さんにも今日1日 笑顔になれることがありますように



という言葉に、

麻央さんが読者を大きな愛で包みこんでくれているような気がして。

些細な日常の笑顔になれること

を意識していたところでした。





最後の最後まで
病を患った方にとってはもちろんのこと
色んな問題と戦いながら生きている人々にとって
優しく、強く、ユーモアを持って生きた麻央さんの姿は"愛"そのものだったと感じます。



海老蔵さんがお話されたように、
なんだか人間を超えた強さ。愛。


それらを持つ大切さ、素晴らしさを自身の姿を通してたくさんの方に教えて下さりました。



麻央さん、本当にお疲れ様でした。




見ず知らずの私がこれだけ辛いのもおかしな話ですが、ご家族や麻央さんを知る方々の悲しみは計り知れません…


そんな悲しみの中、舞台をされながら
海老蔵さんが会見を開くに至った心遣い…

なかなか出来ることではないと思います。





このご家族の深い愛、
お互いへの気遣いを忘れない姿に、
多くの方々の心が震えていることと思います。




病に隠れずに、"自分らしい在り方で生きたい"と戦いきった、麻央さんの姿はずっと忘れません。



この方の記事にある、
麻央さんの素敵な文章でまたも胸が熱くなりました。

とても素晴らしい記事ですので、
ここで勝手ながらシェアさせていただきます。



でましたこのパターン。

22時45分以降S-Bahn(主要鉄道)が運行していないと知る、現在0時前


ということでトラム、、も遅延


ということで待ちながら書いてます。

早く家でぼーっとしたいな…←




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やっと新緑が美しい季節になったミュンヘン。。好き




週末もお構いなく中央路線を工事で封鎖するミュンヘン。。も。。好き。。
になれません。ごめんなさい。苦笑



今日はクラスの演奏会、
Mittagsmusikでベートーヴェンのソナタ第26番告別を演奏させてもらいました

短い準備期間でしたが来週ソロコンサートにプログラミングした曲なので、
先生にお尻ペンペンされながら出ることに。


安定感には欠けるものの、曲の良さはかなり伝ったのでは?と手ごたえはありました。
課題も見つけたので、引き続き頑張ろう



ちなみに私はベートーヴェンのソナタの中で、きちんと勉強したものはまだ6曲目という現状です。(単純計算ではあと5倍やればほぼ制覇…でもまだ2曲ある!ひー)

初期、中期、後期と満遍なく取り組んできたつもりでしたが、この頃の作品は実はあまり弾いておらず。

強いて言うならチェロソナタ第3番Op.69が一番近い時期でした。

こちらはピアノパートとチェロパートを対等に扱った音楽史上初めての作品なのです。

チェロソナタ第4番になると、後期のピアノソナタの内面性や、人生を振り返るような重厚さを感じます。



ピアノソナタに戻りますが、この告別ソナタは24,25番の後だからなのか?比較的コンパクトでありながら、精神性の高さにおいてもテクリカルな面においても、心を掴まれる作品だと思います



個人的には2楽章が好きです。
"不在"という副題ですが、
深く自分と向き合う中で出てくる自問自答、闇と光の対比表現に惹かれます。

更に個人的にベートーヴェンの闇から光の表現ってすごいと思います。2楽章から3楽章の写り目がなんとも美しくて、ワルトシュタインのそれもすごく好きです。


第九が代表的なのでしょうが、闇の中から光がどんどん大きくなるエネルギー。。よくありませんか。



あと勝手な萌えポイント、
3楽章の展開部から再現部に戻る前のG-Durへの転調とそのG-Durの部分。
一瞬Chorのようで、調性にも寂しさと懐かしさを感じてしまいます…


みなさんの萌えポイントは何処でしょうか?






ポリーニが日本でリサイタルを行った時の映像をシェアさせて頂きます





いつとまとまりのないブログですが、
読んで頂いてありがとうございます

昨夜はミュンヘンで毎年恒例のイベント
Lange Nacht der Musikでした


恒例のGasteig
恒例の小ホール
恒例のBöckheler先生クラスの枠で
出演させて頂きました。

安定感あるなぁ…^o^笑



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ミュンヘンで400ものコンサートが行われるこのイベント!音楽のお祭りです。


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他の出演者が譲ってくれたので、
3人のお知り合いも招待させて頂きました




"Feuer und Wasser"-火と水-
をテーマにした作品をクラスのメンバーと
順ぐりに演奏しました


私は久しぶりのフランスもの。

ドビュッシー/花火
ラヴェル/水の戯れ

を演奏させてもらい、新たな探究心を刺激されているところです。


最近はドイツやオーストリアの古典、ロマン派の作品を中心に勉強していたのですが、
一音一音の主張や意味づけが多い為に、奏者はそこに感情を乗せていく意識で、いわゆる演説する音楽という気がします。


一方でドビュッシーやラヴェルの音楽はある事象の描写で、音楽とも程よい距離感があるお陰で、ただ傍観できる楽しみがあります。

ドビュッシーに至っては音の並びをただ試す、冒険する、新しい響きをワクワク楽しんでいる!みたいな感覚です
 

最近は現代音楽を弾く機会が多いですが、当時のこれは完全に現代音楽と言えるだろうし、本当に脱帽します。
音の冒険を楽しむというスタンスで色々と目論んでいらっしゃったのでしょうか。


逆にラヴェルは、どこをカットしても美しいハーモニーで。。どこから弾き出しても綺麗やなぁ…みたいな感動を1人で楽しんでおりました。いや、暇じゃないんですよ。決して←

色の変化と軽いアルペジオと…心地よすぎて一生聴いてても心地よいやろうなとまで思えるというか…いややっぱり一生は嫌かも…



ちなみに水の戯れの前にはF.リストのエステ荘の噴水が組まれていたのですが、ラヴェルがリストのそれから影響を受けた作品ということでも面白く、聴き比べて頂けたんじゃないかと思います



 
終演後わざわざ声をかけてくれた方もいて、とても嬉しかったです


フランスの音楽空間
もっと体験したいなぁ