Bump of killer kids -35ページ目

海岸

海岸で親子が話している。


子供:「まま、ボクも海で泳いでいい?」


  母:「ダメよ、遊泳禁止って書いてあるでしょ。このあたりはサメが出るんですからね。」


子供:「・・・でもパパは泳いでるよ。」


  母:「パパはいいの。保険に入っていますからね。」

殺人依頼

ある日、男が家に電話をかけると、彼の妻ではなく知らない女が電話を取った。
不審に思った男は彼女にたずねた。


  夫:「誰だね君は?」


メイド:「私はこの家で働いているメイドです」


  夫:「うちではメイドは雇ってはいないはずだが…」


メイド:「ええ、でも私は今日奥様に雇われたばかりなので、ご主人にはお会いしていません」


夫はまたかと思い、苛立ちを隠さず言った。


  夫:「妻に替わってもらえるかね?」


メイド:「奥様は今寝室で休んでおいでです。いっしょにいる男性がご主人だと私は思っていたのですが…」


それを聞いた男は何かを考え込むようにだまり、そして思いきったように言った。


  夫:「君は5万ドルほど稼いでみる気はないかね?」


メイド:「…どうすればいいんですか?」


男は静かに言った。


  夫:「電話台の下の引き出しに拳銃が入っている、弾は既にこめられている。君がやるのは


二階へ行って二人を撃ち殺すことだ。できるかね?」


メイド:「分かりました。やりましょう」


受話器が置かれる音がした。そして階段を上っていく足音が聞こえた。そのあと2発の銃声が聞こえた。そしてまた階段を降りる足音がした。メイドが電話に戻った。


メイド:「もしもし」


男はほくそえんで訊いた。


  夫:「やってくれたかね」


メイド:「ええ、死体はどう処分しましょう?」


  夫:「そうだな、プールにでも放り投げておいてくれ」


メイド:「プール?家にはプールはありませんが…」


  夫:「…」


二人の間で長い沈黙が続いた。そして最後に男は訊いた。


  夫:「ええと、お宅の番号は533-9876ですか?」

アンタッチャブル?

息子「久しぶりに父さんをラーメン屋に誘ったんだけど遅いなー。一風堂って言ってあるんだけどなー。」
父「おーい!」
息子「あ、父さんだ!こっちこっち!どうしたの?遅かったじゃん。」
父「ごめんなー、だめな父親で・・・。」
息子「いやいや、そこまでは気にしなくていいって。」


店内
父「こういう店は彼女とよく来るのか?」
息子「そんな彼女なんていないよー。」
父「いいよ、隠さなくて。いるんだろ?」
息子「う、うん。いるよ。」
父「出て来いよー!」
息子「ここにはいねーよ!」
父「いいなー、21歳。青春だよなー。」
息子「そう?」
父「ああ、いいとも。春を売ると書いてセイシュン。」
息子「それは売春だろ!何言ってんだよ。とりあえずなんか頼もうよ。」
父「よし、頼もう。ウエイトレスさーん!連帯保証人になってくださいませんか?」
息子「何を頼んでんだよ!メニューだろ!じゃあ僕は、普通のラーメン。」
父「じゃあ俺は普通のカップラーメン。」
息子「あるわけないだろ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「あるのかよ!」
父「あ、すいません、ここビールありますか?」
ウエイトレス「ありますよ。」
父「じゃあいいや。」
息子「何のために聞いたんだよ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「かしこまるなよ!ちょっとは疑問に思えよ!」
父「でも、珍しいなー。お前から誘うなんて。」
息子「ああ、大事な話があるんだ。」
父「ま、まさか・・・、俺は本当の父親じゃないとか!?」
息子「意味わかんねーよ!違うよ、将来の事だよ。
僕さー・・音楽やっていこうと思って・・・。」
父「なに?聞こえなかったよ。もう2回言ってくれ。」
息子「せめて次で聞く努力しろよ!だからー、音楽をやっていきたいの!もうここまでやってきたわけだし。」
父「そうかそうか、俺は賛成だ!ただし父さんが何て言うか・・・」
息子「お前は誰だよ!」
父「どうせならピッグになって帰って来い。」
息子「豚にはなんねーよ。」
父「あー、ウエイトレスさん。これをあちらのお客さんに。」
息子「え?なになに?なにをやるの?」
父「伝票。」
息子「伝票わたすなよ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「またかしこまっちゃったよ。」
父「というのは冗談で、今日は父さんのワリカンだ。」
息子「ワリカンかよ!オゴリだろ!」
父「そうそうオゴリ。間違えちゃったよ。」
息子「悪いね。こっちから誘っといて。」
父「いいさ、気にするな。どうせ汚い金だ。」
息子「何やってんだよ!」
父「よーし、帰ろうかー。ところで俺はドラムでいいのか?」
息子「あんたとはやんないよ!」