
自宅から電車を乗り継ぎ約2時間。八街は今日も雨だった~。
落花生の産地として有名な千葉県八街市にある「八街少年院」で、日本唯一の動物介在教育プログラム【GMacジーマック】の第6期生の修了式に出席。私が理事長を勤める公益財団法人と法務省が協働し3年。今日で、のべ19人の少年と19頭の(飼い主に捨てられた)犬がプログラムを修了しました。少年から基本的しつけをトレーニングされた犬たちは、この春、新たな飼い主のもとで幸せな生活を再スタートさせます。
修了証書を手交する時、少年の達成感に満ちた表情。あばらの骨が浮き上がり、毛づやも失せ、瞳の奥に人間に対する恐れや憎しみを宿した犬が、美しい毛並みに生まれ変わりしっぽを立て振り少年と歩く姿。感慨深いです。
今期のMVPはマサハル君(仮名)。生まれながらの不幸な境遇は彼の心を傷つけ、その傷の膿を他者に投げつけた彼。少年院でも心を閉ざし人間関係がうまく築けなかった彼が、このプログラムに参加することで自助共助の生き方のきっかけをつかんでくれました。
勿論、いかなる理由があってもどのような境遇にあろうとも罪を犯してはなりません。 しかし、社会のルールを破り、人を傷つけた子ども、青年の少なからずは不条理な理不尽な成育環境にあったこと。そこには、あってはならない親として、大人として、醜悪な多くの姿があること。貧困、虐待の問題に社会投資を行い、当事者のみでなく、社会全体として解決に取り組まなければならない理由なのです。そして、更正しようとする少年たちを支える社会の仕組みが必要です。
修了式の天気は、いつも雨。