役所とは、私たちの生活において、社会的政治的存在の中心であるが、世間について思わぬ無知なことがある。また、役人は普通の市民の一人であるはずなのに、役所組織は独特のメカニズムが働き、時に途方もない独断や錯覚を産み出す。
 そのゆがみが、昨今また、明るみなっている。文科省天下り問題、森友学園の国有地払い下げ&小学校設立認可問題、豊洲市場土地取得問題など。これは、霞ヶ関、東京、大阪といった国、大都市に限った特殊なことではなく、私たちの身近な区市町村にも存在するものだ。そして、大企業病と呼ばれる民間企業にも。
 役所の長たるトップリーダーは、常に組織内部に世間の風を吹き込むマネジメントを行わなければならない。まさにトップの責任である。
 風通しのよい組織とは、組織内部の情報伝達と共有が縦横に遅滞なく行われるのみでなく組織外部への関心と適応が行われていることをいう。然るに見ざる、言わざる、聞かざるの「三ざる役所」が如何に多いことか。
 役所風土を変えるために、なさねばならぬことは多くある。