むかし、「大学デビュー」という言葉が流行った。
遊ぶのをガマンして一生懸命勉強して、受験に合格して、大学に入ったら、はち切れたように遊びまくる...
バイト・恋愛・サークル活動(古いかな?)など、これまでガマンしてきた社会生活にデビューする、という大学生のライフスタイルを表現したものだった。
今でもこの言葉が使われているのか、それはわからない。この言葉を聞いて「懐かしい」と感じる人は、たぶん私と同年代つまり50代前後、アラフィフ世代ではないか、と思う。
なぜ「大学デビュー」のことを書いたかというと、実はサラリーマンでも似たような「デビュー」ができるのではないか、と思ったからだ。
サラリーマンは40代くらいまで、会社のため家族のために、身を削って働き続け、疲れ切って消耗して、50代を迎える。その頃にはもう人生は半ば終わっていて、人生の残りも何となく、先が見えてしまったような気持ちになるかもしれない。
しかし...
50代から、もう一度人生をやり直すことは可能だ、と思う。
遊ぶのを我慢して、自分がやりたいことをあきらめて、一生懸命働いてきた50代は、そろそろいろんなことから自由になって、本当の自分に戻ってもいい、と私は思う。
もちろん50代ともなれば、養う家族や働いている会社など、抱える責任はある。それを放り出すことはできない。
それでも苦労して大学に合格した学生が「大学デビュー」して、自分の人生を謳歌するように、50代サラリーマンも「アラフィフデビュー」してもいいのではないだろうか。
50代になった私たちはもう、何も知らなかった大学生の頃とは違う。人生山あり谷あり、これまで様々な経験を積んで、とんでもなくバージョンアップしている。今なら、若い頃よりもっと、スゴイことや面白いことが、やれるんじゃないだろうか。
「アラフィフデビュー」の第一歩は、今の不自由な生活を抜け出すことだと思う。
今勤めている会社や担当している仕事が、安い報酬であなたを縛りつけ、貴重な時間を奪っているなら、まずそれを見直した方がいい。
50代からでも、人生は変えられる。私は...
52歳で人生初めての転職を経験し、年収が200万アップし
53歳でスノーボードをはじめて
54歳で3回目の転職によって、年収が1000万を突破し
55歳で中型二輪免許を取って、250㏄のバイクを買った
人生100年時代では、50代はまだ折り返し地点だ。
残りの人生は、やりたいと思ったことを実現していく生き方をしようと思う(家族を含めて、自分以外に迷惑をかけない前提で)