こんにちは、荻阪哲雄です。
今日の結束力を強める 自分進化の旅は
テーマ:【ビジョンを作る 第4の方法】です。
前回までのブログで、ビジョンをつくるための
第1の方法:『定義を揃える』
第2の方法:『結果を定める』
第3の方法:『時間を見つめる』
その具体的な考え方、進め方を
語りました。
本日は、ビジョンの定義を揃えて、
未来の結果を定めて、
達成への時間を見つめた後
ビジョンを作るためには、
何が求められるのか。
その第4の方法を語ります。
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ビジョンを作るにあたって
ひとつの問いが浮かんできます。
それは、何でしょうか。
なぜビジョンは浸透しないのか。
その問いです。
あなたの職場、プロジェクトでは
ビジョンは浸透していますか?
ビジョンの100%勝負では
半分の50%は、作る勝負。
残りの50%は、行う勝負。
作る勝負とは『構築』になり
行う勝負とは『実践』です。
この2つの真剣勝負が
私達の職場には、必要になります。
その勝負の数字を
見つめながら
ビジョンを構築している時に、
感じておかなければならない
第4の方法があります。
それは、どんな方法でしょうか。
第4の方法:『共鳴を促がす』
その方法です。
ビジョンはあるのに
職場でビジョンが浸透していかないのは
「メンバーの共鳴」が起きていないことが
理由に一つに浮かび上がります。
では、共鳴が起きるとは、
私達の職場で具体的には
どういう感覚を言うのでしようか。
その感覚を、一言で語ろう。
真剣になれて、わくわくする。
そのビジョン感覚です。
ゆえに、私達の職場
プロジェクトで作るビジョンは
働くメンバーが真剣になれて
わくわくする未来ビジョンを
打ち出すことがツボになります。
例えば、米国で、無名の頃の
スターバックスの出発ビジョンは
「アメリカ人のコーヒーの飲み方を変えたい!」
「コーヒーを売るために
商売をしているのではない。
人々を喜ばせたいと思い、
その手段としてコーヒーを扱う!」
「われわれは、家庭にも、職場にもない、
安らげる第3の場を提供する!」
「結果、そこでは、人々の腹を満たすのでなく
人々の心を満たせるようになれる!」
「その実現へ、我々は、
スターバックス体験を売っていく!」
このスターバックスの出発ビジョンは
働く従業員メンバーの一人ひとりが
真剣になれて、わくわくするビジョンです。
なぜなら、
メンバーが真剣になれて
わくわくする未来のツボが
ビジョンに備わっているからです。
そのツボとは、何でしようか。
3つあります。
第1のツボ:「変革の方向」を示す
誰に、何を変えるかという
変革の方向があります。
第2のツボ:「目的」と「手段」を示す
人々を喜ばせることを目的に
コーヒーを手段とすることを
明確に約束している。
第3のツボ:「未来コンセプト」を示す
ゆすらぎの『第3の場』を提供して
『スターバックス体験』を売ることを
ビジョンのコンセプトに置いている。
つまり、
この3つのツボである
「変革の方向」
「目的と手段」
「未来のコンセプト」が備わることで
従業員の脳裏に、
風景として
ビジュアライズされた
未来のイメージが
浮かんで来るようになります。
そして、
この3つのビジョンのツボが、
働くメンバーの『共鳴』を促がすのです。
私達がプロジェクトのビジョンを考える時に
3つのツボを押さえて、ビジュアライズして
作ることが方法になります。
ビジョンを作る 第4の方法『共鳴を促がす』
その方法が求められます。
2013.11.1
荻阪哲雄