自分の仕事に責任をもって取り組むためには意思決定する
必要があります。
少なくとも意思決定に積極的にかかわる必要があります。
なぜなら、その仕事については誰よりも詳しいからです。
地位が高くなってくると、現場の情報を十分に知らずに
意思決定の責任だけが上がってくるので辛いことがあります。
そのような場合、少しでもましな意思決定をしたかったら、
現場で一番情報を持っている人の話を聞きに行くべきです。
一番いいのは、そういう現場で一番情報を持っている人が
意思決定できるように前もって権限を渡しておくことです。
勿論、権限を委譲したからと言って、最終的な責任がトップ
にあることは変わりがありません。
ポイントは、より適切な意思決定ができるかどうかです。
さて、このように組織内のポジションに関わらず、私たちは
意思決定する能力を身に着ける必要があります。
意思決定というと「答えを出すこと」だと思われがちです。
分岐点があって、そこで、右に行くか左に行くか、
それを決めるのが意思決定のイメージではないでしょうか。
しかし、答えを出すのは意思決定のごく一部に過ぎません。
答えを出す前には、問題文があります。
「右か?左か?」とういう問題文は誰が決めたのか?
回れ右して後ろに下がっちゃいけないのか?
あるいは、目の前の壁をぶち破って直進してはダメなのか?
壁をぶち破ってはいけない、というのは当たり前の話です。
常識です。
でも、その常識は誰が決めたのでしょうか?
昔の誰かが決めた常識を、私たちは踏襲しているだけです。
勿論、当たり前になっているルールを毎日変えていたら
生活できなくなってしまいます。
長年通用してきたルール、常識、当たり前というのは
有効性が高いからこそ続いてきたものであり、それを
変えることにはリスクが伴います。
できるだけ変えるべきではありません。
しかし、意思決定が必要な局面というのは、その当たり前が
通用しなくなってきたから、意思決定が必要になっている
のではないでしょうか。
当たり前の手順、ルール通りで済むなら、わざわざ意思決定
する必要はありません。今まで通りやればいい。
簡単に前例踏襲では済まない、そう思われたからこそ
意思決定が必要になったはずです。
ということは「当たり前」の常識そのものが陳腐化
している可能性が高いのです。従って
どの常識が陳腐化し、どの常識がまだ有効なのか、それは
ケースバイケースですが、これを見極める必要があります。
なぜなら、それが、意思決定すべき問題の境界条件
問題の前提となる条件を形作っているからです。
あらゆる「当たり前」は問題の境界条件です。
境界条件が変われば問題文が変わります。
問題に答えを出すことよりも、そのような問題文を決める
ことこそ、極めて重要な意思決定です。
逆に問題文さえ明確化できれば答えを出すためには
コンピュータは有効に活用できます。
今回もYoutubeとの連動企画です。
