タイトルで『僕』という一人称を使用しちゃってスミマセン。まぁ気分でそんな日があってもいいでしょうよ。
本記事では「余分な金は要らない」ということを書こうかと。
余分…大きすぎる資産は持ちたくない…苦痛だったという経験談を話したいと思います。
人によって大金って額面は異なるので、幾ら以上という数値の目安はありません。
養う家族の人数や、夢の実現に必要だとか、いろんな事情があるので“個人的に(自分にとって)…”の基準で考えてもらえたら、と。
私は大きく2つの理由があります。
(税率は『法人』ではなく『個人』として算定した場合になります。)
【1】もともと金で得られる恩恵に興味がなかったくせに、大金の管理(節税対策)が面倒くさかった。
【2】贈与・相続やら遺言書のことで頭がいっぱいだった。(「自分が死ぬわけにはいかない」という苦痛)
です。
ま〜気が休まらなかった日々を過ごしました。
【1】について
資産をどういう形態で保有しているかにもよりますが、過去に私は結構な量のある暗号資産を保有していました。そしてその暗号資産をステーキングという形にして、もともとの保有量に加えて不労所得を得ていたんですね。
しかし今現在の日本の暗号資産の税制上では、このステーキングによって得られる恩恵があまりないのです(ステーキング数量が大きければ大きいほど、それを痛感してしまいました)。
まずステーキング報酬に対しては課税対象、そしてそれを円転(売却して円に変える)のにも課税対象になります。
正直、はっ?…えっ?と思いましたよ初めて知ったときには。
(詳細な%の数値はメンドイので省略します。)
つまり単純に“二重”に税が課せられているので、多く税金取られるやんけ!
その時期はステーキング報酬だけで生活しようと思えば可能でしたので、そこら辺は頭を捻ってたんですよ。普段まったく消費したいモノやサービスもなく、欲がないし。
私は毎年「住民税非課税世帯」を目標に合計所得金額を調整してましたから、あんまりステーキングによる報酬も多くしたくなくて、それを年末に調整するために税制の知識を調べたりするのがダルかった…
ふるさと納税やら、寄附金控除とか狙ったり…
もちろん日々暗号資産の値動きもするから、ステーキング報酬量が一定でも円換算すると変動もあるわけです。
あ〜生活に使用するのは法定通貨の円なので、円転しなきゃいけない…しかし、暗号資産の通貨単位のままで買い物ができたら課税率も軽くなるのに。
まずこれがメンドくさかった。という私の管理都合上の問題。
【2】について
じゃあ使わない大金はどうしよう?と考えたら親族に生前贈与してやろうとか、私が死んだら相続人を誰にしようか、相続人に対して相続税の負担を軽減するためにどうしよう…とか。そのためにまた色々調べるんですよ、法律や税制のこと(またここでもメンドイ。)
調べていくうちに色々悩みが出てくるのです。
「贈与しても、贈与してからの7年以内に私が死んだら、その“贈与”した分も“相続”として見なされてしまうんだな…」とか
「暗号資産という形態で相続した場合には課税負担が大きくなり、結果的には逆に相続税という“負債“を抱えさせてしまう可能もあるな(あまりに額面が大きいと相続資産額を上回る税金を払うことにもなる)…無茶苦茶じゃん。←ヘンな話だと思いますでしょ?でも暗号資産で相続した場合、税率が最大110%になるのです。なぜなら相続税の納税は原則的には現金一括納付になります。最大税率で考えた場合、まず暗号資産として相続したら55%の課税、更に日本円に換金(売却して円に変える)したらさらに55%の課税…理不尽ですが現行の税制上そうなる…だから場合によっては、相続放棄するよう言っておかなきゃ」とか
「俺が今死んだら法定相続人としては両親になる。個人的には未成年の親族に相続させたいから遺言書を書かないとな…自筆証書遺言はメンドくて何か漏れがあったらヤバいから、公正証書遺言にしようか…」とか
ま〜他にもいっぱい考えることがいろいろありすぎて、結論は「今、俺は絶対に死ねない!」という日々のストレスが蓄積していきました。
生きる意欲のないメンヘラの中年男性のくせに、死ねない理由ができてしまうのでした。
これはまだ『暗号資産』という新しい資産形態であり日本では法整備が進んでいないということや、大金すぎたからこその悩みでした。
しかしまぁ…日本という国は搾取するんですね…ガチもんの強欲ジジイの塊が自民党なんじゃなかろうか…
で、この悩みを一発で取り去る出来事としては、『盗難』という形で結末を迎えたわけですが笑
この盗難は税務署や警察署にも足を運び、“雑損控除”という形式を取ることになります。(盗難の経緯は詳しくは書けません。時が来たら書ける日も来るかも、と言いつつ書くつもりないw)
最初はビックリしましたしショックでしたよ。
資産管理は面倒くさいと思いながらも、本気でカワイイ未成年の親族に確実に資産を渡したいと思ってましたから。
ただ大金の管理に頭を悩まされるのは辟易でした。
それから解放されました。
今の私の資産は評価額1000万円未満ですが、正直このくらいが適量かもしれません。あくまで私にとってですが。
ま、話を聞くといろいろありますよね。
株トレーダーでも資産が1億円超えて、本人にとってはそれ以上稼ぐ理由がないからトレードは引退してしまった人。
または米国株で3億円以上の資産を築いたけど散財して今は生活保護を受けて、でも実は生活保護の今の暮らしのほうが分相応だと感じて幸せだという人とか。
金に対する人の価値観なんてホントそれぞれであり、「私には丁度いい」という適正量でいいかもですね。
みなさんはどうでしょうか?