認知症の治療には〇〇の理解が必要
認知症を治すためのツボがバズっています。
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特別養護に入居している方を数年間リハビリした経験からわかったこと
20代の頃に老人ホームのリハビリ部門の立ち上げを行ったということがあります。
今ほどリハビリ主体のサービスが無かった時期で介護スタッフの方から最初は冷たい目で見られていましたが、献身的に身体機能の改善を行っていくことで1年ほどで介護スタッフの方々に認めてもらうことができました。
施設は特別養護老人ホームと養護老人ホームが同じ建物内にあり、リハビリ業務も軽症の方から重度の方まで担当することができ、その経験から認知症と真剣に向き合うことができました。
特別養護は外界から隔離されていてあまり知られていませんが、寝たきりの方から、重度のアルツハイマーの方まで、家庭では介護できない方が入居しています。
そこで健康的な人ばかりを施術していてはわからない、死を前にした人や肉体の痛みから逃れられない人がどのような精神状態なのかということを体感的に実感できました。
老人の認知機能の低下には様々な要因が関わっています。
直近では日本の製薬会社のエーザイが開発した「アデュカヌマブ」がアルツハイマーの原因であると考えられているアミロイドβを脳内から取り除くことができるとして、アメリカで薬として承認されました。
※2023年2月2日の時点では日本では承認されていません。
認知症の薬はこれまで様々発売されています。
特効薬というほどの効果が確認されておらず、「アデュカヌマブ」も欧州では効果が確認できていないとして承認できない流れとなっています。
アルツハイマーにしろ、レビー小体型認知症にしろ、認知症は様々な要因が関わっており、『この薬を飲めば治りますよ』というものではありません。
住環境、食習慣、社会的な環境、遺伝、心身に関わるストレスなど、何が認知症を引き起こしたのかをしっかりと考えていく必要があります。
そして認知機能の低下はある日始まると坂道を転げ落ちるように一気に進行します。
認知機能だけでなく、性格が変化したり、日常動作が困難になったりと今までとは別人になってしまいます。
認知症には段階的に対応する必要がありますが、残念ながらお薬を処方して終わりというのが現状ですね。
しかも『この薬は効果ないよ』と言われながら処方されてしまいます。。
鍼灸治療は認知症に効果があるのか?
鍼灸治療が認知症に効果があるのか、これはほとんどの方が検証したことがありませんが、私の祖母が認知機能が急激に低下したときに鍼灸施術を行い、回復したことから効果は確認できています。
鍼灸治療はマンツーマンの治療法であるので多数の方に同時にはできませんがいつか証明できればと思います。
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