中国から西のエジプトあたりまでの広い地域の人にとってクミンというスパイスは匂いを嗅ぐだけで、唾液が溢れてくるほど親しまれています。
カレーのベースになるスパイスとして使われたり、他にも肉の臭みを消すために使われます。
肉の臭みとして使われるのは砂漠地帯では羊が好んで食べられるから。
![クミン](https://stat.ameba.jp/user_images/20150721/00/changchun/b5/8b/j/t02200147_0329022013371896056.jpg?caw=800)
羊肉の串焼きは中国ではポピュラーですが、中東へ行くと炒め物に使うことが多いそうです。
漢方薬よりも香辛料やスパイスとして使うことが多いクミン。
薬効を求めて使うのは日本の方が多いと思います。
出典:中華本草
性味:辛;温
帰経:肝、胃
効能:散寒止痛、理気調中
応用:主に脘腹冷痛に対して;消化不良、寒疝附痛、月経不調
-30度の中国の寒い冬に鳥のハートのクミン炒めや羊の串焼きをほおばっていたのを思い出します。