なぜ上司とは理解しあえないの?② | 花の波動でなりたい未来を創る和のフラワーエッセンス開発者YOKOKO 東京フラワーエッセンススクール

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こんにちは、フラワーエッセンススクール

シャンドゥルール代表のYOKOKO.です。




昨日のつづきです。
昨日ご覧になっていない方はコチラを読んでね!



大好きだった上司、

Oさんの後任で来られたのは
以前、私に「おまえはアホか!!」と一喝した
元上司だったのです(T▽T;)



そうはいっても、私が事務として
Sさんの下で仕事をしていた数年間は
笑って冗談も言える、上司と部下の間柄でした。



バイヤーになりたいなどと
私がアホなことさえ言わなければ
Sさんも普通の上司でした。



ところが、今度は、
「絶対ダメだ!」と言われていた

バイヤーとして、
Sさんの下で働くことになったのです。


運命のいたずらとしか思えない、、、ガクリ



Oさんの異動も、

力を認められてのものでしたから
喜ぶべきことでしたが

その時の私は、誘導灯を失って

暗闇に放り出されたようでした。



私がいたフロアーは、

全部で200人くらい、いたでしょうか。
そこで、みんなに辞令が渡されました。



バイヤーとして私の名前が呼ばれた時
他の部署から小さなどよめきが

あがったのは当然のこと。


前代未聞の人事だからです汗



その日の給湯室の話のネタになったのは
間違いありません(笑)



その時の私は、

バイヤーになれた喜びよりも
Sさんの下で働くことになった

不安感の方が大きく、

周りのどよめきが
「なんであの子が??」という
私に対しての批判のようにも感じられました。



そして、みんながそれぞれの

部署に戻った時、
Sさんがうちの部署のバイヤー全員を

呼び集めました。


「いいか、ひとこと言っておく!
俺は店の経験をしていない人間を

バイヤーだとは認めない!
覚えておくように!」



バイヤー全員の前でのこの言葉は
当然、私ひとりに向けられたものでした。



その後、Sさんがどんな話をしたのか
私はまったく記憶がありません。。。



ただただ、怖い、、、なく それだけ。



だって当時まだ20代の女子ですもの。
今だったら全然違ったと思うのですが(笑)。



そこからはもう大変な毎日がはじまりました。



バイヤーはとにもかくにも忙しいアセアセ
時間がいくらあっても足りません。



当時、その会社は、

デスクでの飲食は一切禁止でした。


なので、喉が渇いたら社員食堂か

給湯室に行ってお茶をいれたり、

自販機で飲み物を買って
飲んだりしなくてはいけません。


でも、忙しすぎて

お茶を飲んでいる時間もありません。
 

トイレにいった時に、

ほっと一息つくのが精一杯でした。



毎週月曜日は、

朝から自分が担当する商品の
一週間の売上を分析することから

スタートでした。



バイヤーになったとて、

研修があるわけもなく
いきなり業務がスタートします。


なぜなら普通はみんな

お店のマネージャーなどを経験するなかで、

こういったのはすでに経験済みだから

なんてことないのでしょう。




でも私は全く経験がない上

昔から数字が大の苦手。
見方すらわからないのですアセアセ



朝から細かな数字が並んでいる資料を

何百枚も分析して、上司に

レポートを提出しなくてはいけないのですが

数字の羅列だけをみても、私には
売れた、売れなかったくらいしかわからず
何が問題点なのか、

どうしてこういう数字になっているのか
理由を述べよと言われても、

さっぱりわからない、、、ガーン

 

 

 

そもそも何千点とある商品の名前すら
わかっていないのです。



バイヤーには必ず

ディストリビューターという相棒がいます。



バイヤーが仕入れた商品を
ディストリビューターが

各店舗に流していくわけですが、


ありがたいことに

私のパートナーのDBさんは
経験も豊富で優しい方だったので
月曜日の朝になると私は資料を一式持って
DBさんのところに逃げ込みましたえーん



最初の頃のレポートは、
DBさんが書いたといってもいいくらい
私は彼の言葉を書き写して

提出していたのです。



あまりに毎週、行くものだから

そのうち私の姿をみかけると
「ちょっと待った!先に俺の仕事もさせてくれ アセアセ

と逃げられることもあったくらい爆  笑
その方がいないと

私は手も足も出ませんでした。



その時はじめて思ったのです。

Sさんがおっしゃっていたのは
こういうことなのだなと、、、



でも、そんなに素直になってもいられないくらい
Sさんの私に対する風当たりは、

かなりのものでした。



レポートを提出した後、1時間もすると
必ず私を呼ぶ Sさんの

怒りのダミ声がフロアに響き渡ります。



〇〇〜!!ちょっとこーーーい!!ヽ(`Д´)ノ



そのたびごとに、私は
「はいっ!!」と縮み上がります。


あとはひたすら、


「すみません。はい。わかりました。」

「だからお前なんかには務まらないって言ったんだ!
やめてしまえ!!」




いまにしてみるとよく

我慢できていたなぁと思います。



「いいか!女を捨てろ!!」

ともよく言われました。



「だから女は、、、」と言われたくなくて、
どんなに怒鳴られても
絶対泣くまい!と思っていたので
涙をこらえるのも必死でした。


まわりはきっと

ハラハラしていたことでしょう。



私があまりに毎日怒鳴られているので、
打ち合わせに来る取引先の担当の方たちから、

「○○さん、本当によく耐えてますね (T^T)゚
みんな心配してますよ、、、」

 

と言われたものです。



でも私の中では、数字は確かに苦手だし

怒られるのも無理はない。

時々理不尽に怒鳴られることもあってムカつくけど
バイヤーになったことを後悔したことは
一度もありませんでした。



だって、『諦めずに努力して、願えば叶う』
『がんばっていれば必ず見てくれている人がいる』

ということを、実体験したからです。



せっかくなら、

これまでと違うことをやってみよう
という想いだけはありました。



相変わらず、怒鳴られるのは続いていましたが
少しずつ、自分なりに取引先との関係もできてきて
仕事も自分で考えられるようになってきました。



私がバイヤーの仕事をしているなかで
一番楽しかったのは、
新しく商品の企画をすることと、
売り方を考えることでした。



それ以前から、雑貨が大好きだった私は
担当している商品を

『雑貨感覚』で販売してみたい
という気持ちになっていました。



そこである時、

思い切って取引先に相談しました。



「こういうタイプの商品をつくりたいのですが」



すると取引先の担当者も社長さんも


「いやぁ。それはちょっと冒険しすぎですよ。
○○さん、Sさんの許可はもらってますか?


もちろんもらってませんアセアセ
もらえるはずがありません(笑)。



でも、たくさんの企画の中で、1つくらい
こういったのがあっても

いいのではないかと思ったのです。



売り方もこうして、、、

こうしたら面白くないですか?



最初は難色を示していたお取引先も
次第に前向きになっていきました。



そして、最後には
「分かりました!やりましょう!」

と言ってくれたのです。




試作品が出来上がり、
その時Sさんがなんて言ったのかは

覚えていませんが
無事にYOKOKO.企画の商品を

売り出すことができました。



その商品は、かなり売上がよく
見事に売れ筋商品となりました。



そしてとっても嬉しかったのは
それをつくったお取引先の方から連絡があって

「○○さん!先日、御社のライバル会社の担当バイヤーが
あの商品を買ってきて
これと同じような商品をうちでも作って欲しい

と言ってきましたよ!
やりましたね!!○○さん!!」


と言われたのですハート



本当に嬉しくて、バイヤーをやって良かったと
涙が出たのを覚えています笑い泣き



それ以外にも本当にいろんなことがありました。



それらはまたの機会に書いてみたいと思いますが
私が一番ぐっときたのは、
実は私がこの会社をやめることになった時です。



辞める理由は、くじけたからでも
嫌になったからでもありません。



本当は大好きなこの仕事を続けたい

という想いがありました。



でも、すでに結婚していた私は
毎日のように終電近い電車で
朝もはよから出勤し、週末出勤も当たり前。


そんな生活を長く続けることは不可能でした。




ベテランになれば変わるのかと思いきや
周りを見渡すと、何年選手になっても

忙しさは変わらないようでした。



そこで後ろ髪を引かれながらも一大決心!!



最初に私に可能性を開いてくれた上司
ロマンスグレーのKさんは
その時すでに、取締役で

かなり上にいかれていました。


退職の挨拶に伺うと

「やめるな!今からでも間にあうから。
人事にかけあってやる。


女性が30過ぎて再就職は厳しいぞ。
問題があるなら力になるし
バイヤーが無理なら、

他にやりたい仕事はないか?
別の部署に異動させてやるから」


と、たった半年しか

お世話にならなかったのにも関わらず
とても親身になって言ってくださいました涙



考えてみれば、このKさんがOさんに
私の気持ちを引き継いでくださって、
私がバイヤーになったとき、

KさんはOさんの上司。



きっとこの人事にも

尽力してくださっていたはずです。
この言葉は本当にありがたかったですハート



でもその時の私は、バイヤー以外、
その会社で興味を持てる仕事はなかったのです。



だったら、全く別の会社で
この経験を活かして他の仕事をしよう!
そう思っていました。



確かに再就職は厳しいかもしれない。
でも私には、できないとは思えなかったのです。



そして取引先の挨拶まわりを終えて
最後に、一番主力のお取引先の

社長さんとお話した時のこと。


社長さんはこうおっしゃいました。


「そうですか、、辞められるのは残念ですね、、。
Sさんもがっかりしているでしょう。」




私はそれを聞いて意外に思いました。

 


「え!?いえ、いえ。 

Sさんはきっと、ホッとしているんじゃないですか。
私は出来の悪い部下でしたから
爆  笑アセアセ

 


実際、Sさんは、私が辞めると言った時も

 一切止めることはありませんでした。



すると

「○○さん、知らないんですね。。。
実はSさんは、口は悪いですが、

いつも言ってましたよ。
○○は見込みがある!
俺がアイツを一人前のバイヤーにしてやる!って」




・・・・・びっくり



その言葉を聞いて、私は胸がいっぱいになりました。



あのSさんが

そんなことを言っていたなんて。


私には優しい言葉1つ、

一度もかけてもらったことはありません。



帰り道、涙が止まりませんでしたえーん



でも、結局私は、Sさんには最後まで、
当たり前の挨拶、

一般的な御礼の言葉しか伝えられず、
会社を後にしました。



今はそれも心残りです。




上司と部下は基本的に

理解しあえないことが多いのです。
(と言ってしまうと寂しいですが、、、)



それは、立場が違うと

見ている景色が違うからです。


 

 

人は、どうしても自分が今いる場所からしか
景色をみることができません。



先日、バースデーで東京タワーにのぼった時
初めて一番上の展望台までのぼりました。

 

 

東京タワー

 

 

今までの展望台でも充分高いところから
見下ろしていたつもりでしたが、
それより100メートル上の景色をみてから

下に降りた時、
当たり前ですが、
目の前にある同じビルの位置が

大きく違っていました。


さっきまで見下ろしていたビルが



目の前に並んでいたのです。



つまり同じものを見ていても、


『どの立場、どの立ち位置で、ものを見ているか』


この違いなのです。







これは、どちらがいいとか悪いとか


正しいとか間違えているとかの前に


どちらも必要だということ。










「この人の言ってること、おかしい!



ムカつく~~~!!」

と思ったら


、その人の立場に立って

まずは考えてみてください。







もし自分がその人と同じ立ち位置だったら、
どう判断するかな?





そう客観的にみるだけで、


「むかつくけど、、、仕方ないのかな」と、


いくつかのものは納得できるようになります。







もう1つ、私がSさんから教えていただいた
大事なことがあります。



私は、それまでの商品ラインナップとは変えて
もっと違う売り場を作りたいと考えていました。



そのためには、もっとお洒落な商品づくりに
力をいれたいと思っていたのです。



20代の女性ですから当然です。



そこで一社、目に留まったメーカーがありました。



そこはこれまで

わずかなお取引実績しかなかったのですが
一番おしゃれな商品をつくっていたのです。



そこで、そのメーカーの商品の仕入れを
ぐんと増やしました。


もちろん、そこのメーカーさんは

とても喜んでくれて
一緒に新商品の開発をしよう

という話になりました。



そんなある日、私はまた

Sさんのダミ声で怒鳴られました。


「○○~~~!!ちょっとこーーい!!!ヽ(`Д´)ノ」


「お前なぁ、お前になってから仕入れのバランスが
これまでと全然違っているのはどうしてだ!!」



「それは、、、かくかくしかじか、、、」



「ばかやろーーーーーー!!!!ヾ(。`Д´。)ノ
お前は何を考えてるんだーーーー!!!」




最初はSさんの気分で

怒鳴られているのだと思いました。


これは私のやり方なんだから
売上が上がれば文句は言わせない!

なんて、心の中で

生意気なことを考えていました。



ところがSさんにこういわれました。


「わかっているのか!昨年に比べて
こっちのメーカーの仕入れが

いくら減っているのかを。

いいか、お前は会社の金を使って

仕入れているから
忘れてしまうかもしれないが、
俺たちバイヤーのさじ加減ひとつで、

小さなメーカーは
簡単に吹っ飛ぶんだぞ!

そこにはその会社の社員の生活がかかってるんだ。

お前みたいなのでも

簡単に億単位のお金を動かせるんだ。
それだけ責任のある仕事をしてるんだぞ。

自覚しろ!責任感を持て!!」



これにはこたえました、、、、笑い泣き
私は自分のことしか考えていなかったのです。



いち担当者の私は、

売上が上がればみんな喜ぶと
そのことしか考えていませんでした。



お取引先ひとつひとつが
うちとの間でどういった取引をして
どういった売上を見込んでいて、
どのくらいの在庫を抱えているのか。



担当が変わっていきなり仕入れを

半分に減らされてしまったら
その会社はどうなるのか。



Sさんと私は、当然、

見ている次元が違うということです。



今になって思い返せば、
Sさんにイジメられたと思っていたことも、
本当はこの訳のわからない小娘を鍛えるために
厳しさを叩き込まれていたのかもしれません。


大切なことをたくさん

教えていただいたのだなと思います。



今は本当に感謝しています!



でもこれも、今の私になったから

そう思えるようになったのです。

 

 


つまり、私たちは意外に
目に映るものしか見えていないということです。



被害者意識が強くなって、

「なんでどうして?アイツがムカつく」と思う前に
その裏にある真実を

みようとしてみることも大切です。



真実は1つですが、
見える方向によって、形が違っています。



本当は丸いのに、

四角いものだと思い込んでいませんか?



それに、人はひとりひとり、性格が違います。
ということは、表現の方法も違うのです。



Kさんのように、やさしい包容力で
部下を導く人もいれば

Oさんのように、頼れる兄貴のようで
信頼して部下がついていく人もいる。


そして、口は悪く、

優しい言葉はかけられないけど
鍛えることで部下を育てようとする
Sさんみたいな人もいる。



若いうちはなかなかそこまで
理解できないのは仕方ないですけどね。



私も時間が経って、年齢を重ねて
そして自分も部下を持つようになって
初めて気付いたことがたくさんあります。



まずはあらゆる面から見ることができる柔軟性を
心に持つことからはじめてみましょう。



そうしたら、少しは高い視点から
ものごとが見られるようになるかもしれません。




 ← 今日もぽちっと、よろしくお願いします。