阿波國一宮天石門別八倉比売神社 より

(第31番~第40番) より

 

【第41番】 龍光寺(りゅうこうじ)   本尊 十一面観世音菩薩

「稲荷山龍光寺」と号し、四国霊場総鎮守の寺として開かれたお寺だそうです。

山門はなく、仁王像に代わる守護役として狛犬がありました。

突き当りには稲荷神社があり、その左手に本堂がありました。

 

【第42番】 仏木(ぶつもくじ)   本尊 大日如来

弘法大師が唐から投げた宝珠をこの地で見つけ、宝珠がかかる楠で本尊の大日如来像を刻み眉間に宝珠を納めて白毫としたそうです。白毫とは第三の目(アジナーチャクラ)のこと。

 

【第43番】 明石(めいせきじ)   本尊 千手観世音菩薩

お寺の総本山のような一式が、大きくはないけれど揃っているお寺でした。

山門前で瓦の奉納ができたので、書かせていただきました。

 

【第44番】 大寶(だいほうじ)   本尊 十一面観世音菩薩

本殿屋根中央にある寺紋がチャンちゃん家の家紋と同じ“剣片喰”になっていたので、納経所で理由を聞いたところ、「この寺を守っている大西家の家紋が“剣片喰”だから」ということでした。昨日から道路を走っているとき、44-44とか44というナンバーの先行車を長いこと見ていたのですが、「こういうことだったのか・・・」と納得していました。

 

【第45番】 岩屋(いわやじ)   本尊 不動明王

駐車場から5分ほど坂道と階段を登って、「着いた!」と思ったらそこは山門で、さらに本堂まで15分ほど山道と階段を登り続けました。

ウルトラ巨大な岩に張り付くように本堂が作られており、その隣には岩場の空洞に登ることができる10m程の一本梯子が付いています。登る勇気のある人は1割くらいでしょうか。

 

【第46番】 浄瑠璃(じょうるりじ)   本尊 薬師如来

薬師如来を本尊とし、脇仏の日光・月光菩薩、眷属として十二神将が安置されています。

 

【第47番】 八坂(やさかじ)   本尊 阿弥陀如来

奈良時代から1300年続く古刹で、修験道の開祖、役小角が開基したお寺だそうです。

寺号は、本堂に至るまでの坂の数に由来するそうです。

これは、八坂寺の“大師堂の内部”と“本堂の内部”ですが、お遍路の88カ所のお寺には、本堂と大師堂が必ずあり、大師堂の中には弘法大師の像が必ず置かれています。また、所々の寺院では可愛いお地蔵様を見ることができます。

 

お遍路後半の初日(11月6日)はここまでです。

じゃらんで予約しておいた、とってもコスパのいい「ていれぎ館」というホテルに向かいました。僅か3分でバスタブに温泉が満タンになるという、広い個室の快適なホテルでした。

 

【第48番】 西林(さいりんじ)   本尊 十一面観世音菩薩

48番から53番までは松山市の市街地内にあります。

48番西林寺は、市街地の南東側にあり、よく掃き清められたコンパクトな境内の寺院でした。

行基開山で、弘法大師が再興したそうです。

 

【第49番】 浄土(じょうどじ)   本尊 釈迦如来

ここは、49番の西林山・浄土寺です。48番は清滝山・西林寺なので、間違いやすいかもしれません。

本堂は、単層の本瓦葺きで、和洋と唐様を折衷した室町時代の代表的な造りだそうですが、意外にも見栄えのしないシンプルな造りでした。

 

【第50番】 繁多(はんたじ)   本尊 薬師如来

行基菩薩が開山した時の寺号は光明寺で、その後、弘法大師によって繁多寺に改号されたそうです。

山門の構造が風変わりで、境内の池には錦鯉が泳ぎ、鐘撞堂の天井にはきれいな絵が描かれていました。

 

 

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