《中編》 より

 

 

【日本が起死回生の急浮上をする可能性】
 9・11テロで中東を巻き込む戦争に発展させる計画に失敗し、その後も、リーマン・ブラザースというロスチャイルド系金融機関の破たんで、世界に金融危機をもたらしたロスチャイルド財閥は、徐々にその支配力を衰退させているけれど、その過程での出来事が、日本を急浮上させる可能性を含んでいる。
 ロスチャイルド財閥が、今回の世界金融危機で経営難に陥った銀行のいくつかを安値で日本の銀行へ売り渡している事実を知る必要があるだろう。状況によっては、そのような買収が今後進んでいくかもしれないのだが、これが果たして 「危険な買い物」 になるか、それとも 「掘り出し物」 になるかは、すぐにはわからない。
 しかし、あのバブル崩壊を生き抜いてきた日本の経済的な底力には途方もないものがあり、それを考えれば、この世界金融危機に乗じて強大な力をえることすら可能なはずだ。
 ロスチャイルド財閥は、爆弾を日本に押しつけたつもりかもしれないが、日本政府と企業がこれを機会に外国資本へ対して強気の態度を貫いて行くことで、何ならロスチャイルド財閥を乗っ取ることすらできるはずだ。(p.324)
 アメリカの金融破綻で、日本に及ぶ悪影響を心配する記事ばかりが溢れていた頃、日本人の神道家さんは、 “日本企業がアメリカの銀行を買収した” という記事に着目して、いずれ日本の影響力が強く及ぶことになる一例として解説してくれていた。いち国家としての意識を離れて、アメリカをも守ろうとする日本人の意識が、キリスト意識と共にオバマを守り続けるなら、日本企業によって買収された銀行は、日本のみならずアメリカと世界をも起死回生させ安定をもたらすパワーの根源となることだろう。
 いや、既に日本企業によって買収された銀行は、国際金融財閥傘下にあった頃の阿漕な経営形態から離れて、アメリカ企業回復のために動き出しているのかもしれない。
 かつて日本から進出した製造業が崩壊しかけた米国経済を再建するパワーとなっていたように、今回は日本企業によって買収された金融機関が、崩壊しかけた米国経済を再び再建する可能性があるといえよう。
 この書籍には、この他にも、もう一つの日本起死回生の可能性が書かれている。知りたい方は自分で購入して読んでください。

 

 

【日本の役割】
 どのように事態が進展していくかは今の時点では不明だが、ともかく2013年以降の日本が、世界における主流国家になっていくということは、ほぼ間違いないところだ。(p.328)
 日本の始原図に現れている星々の配置を根拠に、著者はこう記述している。
 日本が世界の安全保障体制の中で重要な責任あるポストを任される可能性があるとも。

 

 

【2012年】
 マヤ歴の大周期の終わり・・・カーラチャクラの大周期の終わり・・・易経から算出されたタイムウェーブのオメガポイント・・・ミステリーサークルの示す日食と金星の日面通過・・・そして、アメリカの油田の枯渇とプーチン大統領の復帰。
 これらの出来事がすべて2012年に起こる、あるいは可能性が高いということをどう考えるべきか?
 ここからがいよいよ本書の大づめだ。(p.306-307)

 

 

【地磁気の減弱化と太陽活動の極大期】
 地磁気の減弱化についてだが、約2000年前に地球の磁気(地磁気)は平均4ガウスであったのに対して、現在では0.4ガウスしかなく、しかも、その減弱化は加速的に進んでいるという。
  ・・・(中略)・・・ 。このまま2012年にはじまる太陽活動の極大期に入ってしまうと、地球では史上最悪の太陽風(太陽から流れる荷電粒子)が吹き荒れ、場合によっては地上の電力網が全滅する可能性もあるという。
 NASAゴダート宇宙飛行センターに所属する宇宙天気の専門家はこう語る。
「次の様な事態が予想される。太陽粒子が侵入してエネルギーを蓄えると、巨大な磁気嵐が吹きあれ、みたことのないほど美しいオーロラが輝き、地球の放射線帯に大きな乱れが生じる。すべてが本当に起きたら、極大期を迎えた後の11年間は非常に厳しい時代となるだろう」
    (「ナショナルジオグラフィック日本語サイト」より引用)  (p.356-358)
 電力を要する機械は作動せず、局地以外でもオーロラが観測されるようになるということ。これらは、アセンション関連の著作において書かれている次元上昇時の様子に一致している。
 この磁気問題に関連して、ロシア人科学者アレクセイ・ドミトリエフ博士による、フォトンベルト説に似た、「高密度エネルギー雲」 の存在が記述されている。
 また、「高密度エネルギー雲」 とは別に、銀河中心の巨大ブラックホールから放射されるプラズマ宇宙線のエネルギー流に関する説も記述されている。このエネルギー流が太陽系の黄道面と一致する時期を、エレクトリック・ユニバース理論にもとづいて計算すると、やはり 2012年12月22日なり、これによって太陽の活動が極度に亢進することになるという。
 アセンションでは、人類に意識の変容が起こるとされているけれど、それには宇宙のネットワークに耐えられる神経系を人体に創出しておかなければならないので、意識に先んじてDNAが励起され人体(神経系)が変容させられるということなのである。そのための発信源は銀河の中心、連動するシリウス、そして最も身近な天体現象として太陽活動の亢進があるということ。

 

 

【アメリカの真実と日本人】
 人類進化を地球と異星人の関係からとらえてアメリカを浮き彫りにしようとしている章がある。『プリズム・オブ・リラ』 リサ・ロイヤル&キース・プリースト著 のような本を読んだことのある人なら良いけれど、そうでなければ真面目に読まないだろう。チャンちゃんには興味深い。著者は 「ゼータ・レクチル人」 は日本人、という視点で記述している。
いずれにせよ、日本人は重要な役割を担っている。
 以下は、ハーバード大学教授としてLSDなど幻覚剤の研究を行い、それが当局を刺激して逮捕されてしまったティモシー・リアリー(1920~1996)が、収監中の1973年に受信した 「宇宙」 からのメッセージだ。
「 ・・・(中略)・・・ 。日本人は、君たちの惑星でもっとも進歩的な種族であり、君たちの仲間に保護を与えてくれるだろう」 (p.384)
 政治的には、ロスチャイルドやロックフェラーといった国際金融資本家が操るアメリカの政治力によって、徹底的に搾り取られ恫喝され続け、不況に押しとどめられている日本ではあるけれど、そのような阿漕なダークサイド側の権力者とは別に、良識的なアメリカ人はたくさんいる。そういった人々を日本人は助ける役割があるのである。勿論アメリカだけではなく、世界中に散らばっている意識の高い人々を。
 しかし、物質的繁栄によって幸せを享受し満足し切っているだけの日本人であるなら、そのような日本人にはたいした役割などない。いや、全然ない。

 

 

【 「そのとき」 ルシファーは敗北する】
 「明けの明星」とは、一般的に金星であると考えられているが、実はシリウス、特にヘリカルライジング時のシリウスであるとも言われている。
  ・・・(中略)・・・ 。シュメール文明やエジプト文明に連綿と伝えられてきたシリウス信仰が、キリスト教に反映されているのはほぼ確実であり、そのシリウスという存在は、ルシファーとイエス・キリストという相反するふたつの形で表わされていると考えていいだろう。
 そこにおいてルシファーが象徴しているのは、本来形があってはならない真の豊穣性を通貨として物質化したことにある。それは人工的な概念の産物であり、まがい物の豊かさである。
 そして、アセンションを語るチャネラーや艱難を語る幻視者らが、「そのとき」 には人工の物は用をなさないと述べていることを再度思い返して欲しい。通貨が紙切れになろうとしている今現在、まさにそれが起きようとしているのだ。 (p.393)
 通貨が紙切れになる(ルシファーが敗北する)とは、国際的な金融破綻を意味しているのみではない。環境上の問題で通貨自体が用をなさないという可能性もある。仮に前者を奇跡的に回避できたとしても、後者の回避は明らかに人智を超えている。
 いずれにしても、地上におけるキー・パーソンズは日本人である。
 

 

<了>