台湾に滞在した折、元智大学の図書館を大いに利用させていただきました。
そこで、思ったことを書いておこうと思います。
そして、このブログの最後に、読んでくださった方へのお願いを書こうと思います。
是非、最後まで読んでください。
そこで、思ったことを書いておこうと思います。
そして、このブログの最後に、読んでくださった方へのお願いを書こうと思います。
是非、最後まで読んでください。
【元智大学】
元智大学は、もともと工学系で高い評価を得ており、台湾の私立ではトップクラスの大学だそうですが、応用外国語学科も次第に実力を付けつつあり、3年ほど前には、政府の資金援助により、大規模な 「日本文化祭」 が行われたそうです。
学内には、鉢巻をして太鼓をたたいている勇壮な姿の学生や、美しい日本の着物を身に着けてにこやかな表情でパフォーマンスをしている女子学生の写真が掲載されてもいます。
元智大学は、もともと工学系で高い評価を得ており、台湾の私立ではトップクラスの大学だそうですが、応用外国語学科も次第に実力を付けつつあり、3年ほど前には、政府の資金援助により、大規模な 「日本文化祭」 が行われたそうです。
学内には、鉢巻をして太鼓をたたいている勇壮な姿の学生や、美しい日本の着物を身に着けてにこやかな表情でパフォーマンスをしている女子学生の写真が掲載されてもいます。
【外国語学科の指導方針】
元智大学の応用外国語学科には、英文科(英語科)と日文科(日本語科)がありますが、日本語科の大学院は、昨年、発足したばかりだそうです。
現在の応用外国語学科主任である王旭先生の指導方針で、4年間に英文科学生は、英語200冊、日本語70冊。日文科の学生は、英語200冊、日本語100冊を読みレポートを提出することが義務ずけられているそうです。まさに 「量が質を生む」 という教養の核心を心得た優れた教育指導方法と思われます。
学生に、「興味があるのはグルメです」 などと言っていられるような暇を与えている戯けた教育方針の愚かな日本の大学とは大違いです。
《参照》 『日本語トーク術』 齋藤孝・古館伊知郎 (小学館) 《後編》
【「量より質」 ではなくて 「量こそ質」】
元智大学の応用外国語学科には、英文科(英語科)と日文科(日本語科)がありますが、日本語科の大学院は、昨年、発足したばかりだそうです。
現在の応用外国語学科主任である王旭先生の指導方針で、4年間に英文科学生は、英語200冊、日本語70冊。日文科の学生は、英語200冊、日本語100冊を読みレポートを提出することが義務ずけられているそうです。まさに 「量が質を生む」 という教養の核心を心得た優れた教育指導方法と思われます。
学生に、「興味があるのはグルメです」 などと言っていられるような暇を与えている戯けた教育方針の愚かな日本の大学とは大違いです。
《参照》 『日本語トーク術』 齋藤孝・古館伊知郎 (小学館) 《後編》
【「量より質」 ではなくて 「量こそ質」】
【図書館の書架状況】
近年、元智大学の図書館のフロアーは拡張され、PCコーナーも拡充されたようですが、書架のスペースもだいぶ増え、全体的に空きのある書架がまだ40%どほあるようです。
日本語専用の書架にも空きは多く、平均的な図書でも、まだ8千冊は収納できるほどのスペースが残っています。(上掲写真のとおり、右側の書架の両面はほぼカラッポの状態)
上述した学科の課題をこなすために、現在の限られた日本語図書の状況では、借りようにも、予約待ちが必要になっているに違いないものと思われます。
この大学の図書館は、近隣の高校生にも利用を許可しているようで、高校生が日本語のふりがな付きの本を読んでいるところも見かけました。
近年、元智大学の図書館のフロアーは拡張され、PCコーナーも拡充されたようですが、書架のスペースもだいぶ増え、全体的に空きのある書架がまだ40%どほあるようです。
日本語専用の書架にも空きは多く、平均的な図書でも、まだ8千冊は収納できるほどのスペースが残っています。(上掲写真のとおり、右側の書架の両面はほぼカラッポの状態)
上述した学科の課題をこなすために、現在の限られた日本語図書の状況では、借りようにも、予約待ちが必要になっているに違いないものと思われます。
この大学の図書館は、近隣の高校生にも利用を許可しているようで、高校生が日本語のふりがな付きの本を読んでいるところも見かけました。
【日本語図書の状況】
図書館全体の規模からみると、日本語図書の冊数があまりにも少なく、内容的にもとてもさびしい感じがします。日本語図書の不足から、台湾に滞在していた日本人が帰国時においていった個人蔵書のようなものまで、そのまま収蔵されてもいるようです。
また、言語学関係の日本語図書が多いのも異様に思えるところです。これに関しては、元智大学には言語学の資格を持つ先生が多いことが弊害となっているように思えます。言語学的なアプローチで日本語を学ぶというのでは、言霊の国・日本の本質など、とうてい掴めないだろうと危惧してしまいます。
もっともっと普通の大学生が日本に対する興味を深められるよう、言語学以外のさまざま図書が揃っていて欲しいものだと思います。
日本語学科の副教授をされている 呉翠華先生 の話によると、日本語の図書購入額は、学科で年間10万元(30万円)程度だそうです。このままでは、一冊千円としても、およそ8千冊分の空きスペースがある日本語図書の書架が満杯になるのは、27年も先になってしまいそうです。
図書館全体の規模からみると、日本語図書の冊数があまりにも少なく、内容的にもとてもさびしい感じがします。日本語図書の不足から、台湾に滞在していた日本人が帰国時においていった個人蔵書のようなものまで、そのまま収蔵されてもいるようです。
また、言語学関係の日本語図書が多いのも異様に思えるところです。これに関しては、元智大学には言語学の資格を持つ先生が多いことが弊害となっているように思えます。言語学的なアプローチで日本語を学ぶというのでは、言霊の国・日本の本質など、とうてい掴めないだろうと危惧してしまいます。
もっともっと普通の大学生が日本に対する興味を深められるよう、言語学以外のさまざま図書が揃っていて欲しいものだと思います。
日本語学科の副教授をされている 呉翠華先生 の話によると、日本語の図書購入額は、学科で年間10万元(30万円)程度だそうです。このままでは、一冊千円としても、およそ8千冊分の空きスペースがある日本語図書の書架が満杯になるのは、27年も先になってしまいそうです。
■ このブログを読んでくださった方へのお願い ■
このような状況ですから、たまたまこのブログを見てくださった方で、日本語を学ぶ台湾人学生に支援していただける方は、送料も込みで図書を寄贈していただけないでしょうか。(船便では1個当たり20kgを重さの上限として、およそ6千円程度の送料がかります。)
下記の住所宛に、図書を送っていただけると先生も学生も喜ぶことと思います。
日本に関してきちんとした内容で、なおかつ “ふりがな” がついているような書籍がありましたら、とりわけ好まれることと思います。是非送ってあげてください。
個人蔵書で、そのうち古書店に出してしまおうと思っているような図書であっても一向にかまいません。
高度な専門書であってもなくても、中学生・高校生レベルの図書であっても十分役立つものと思われます。
よろしくお願いいたします。
《送り先住所》
〒32003 台湾桃園縣中壢市遠東路135號
元智大学 応用外国語学科
呉翠華先生
なお、呉先生の電子メールのアドレスは以下の通りです。
確認したい用件は、呉先生に直接お問い合わせください。
Email : gosuika@saturn.yzu.edu.tw
《参照》 台湾の元智大学の図書館
<了>