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 ウォールト・ディズニーの夢と勇気の言葉160。

 

 

【映画の選択権】
 女性は我々の作品を評価できる最良の判断者である。
 彼女たちの好みは非常に重要だ。
 映画館に足をよく運び、男性たちを引っ張ってきてくれる。
 女性が好んでくれれば、
 男がなんと言おうとかまうものか。 (p.21)
 現在はあらゆる業種のマーケットで女性の選択権が重視されているけれど、エンターテイメントの世界は、それに最も早く気付けていた業界なのだろう。
 ディズニーランドに関しては、大人と子供が一緒に楽しめる場所 (p.48)、であると書かれている。このコンセプトは現在も守られているらしい。
   《参照》   『ディズニーランドはなぜお客様の心をつかんで離さないのか』 芳中晃 (中経出版)
            【ディズニーランドの理念】

 

 

【夢をかなえる方法】
 人々は、夢をかなえる方法を教えてほしい、と言ってくる。
 それは努力することで見つかるものだ。(p.42)
 ディズニーランドのテーマ曲とおぼしき “星に願いを” から想定していると 「ありえな~~~い」 って思ってしまいそうな回答だけれど、ウォールト・ディズニーの現実解がこれである。

 

 

【質の高いエンターテイメントには・・・】
 質の高いエンターテイメントには必ず
 賢明さ、人間愛あるいは啓蒙が描かれている。(p.53)
 宮崎アニメも、ピッタリこれに当てはまる。

 

 

【動物が主人公となるのは・・・】
 なぜ動物はアニメーションの主人公となるのか?
 それは、リアクションが必ず体で表現されるからだ。 (p.69)
 これを読んで、「トムとジェリー」 のことを思い出したのであるけれど、この著作権はディズニーではないらしい。であるにせよ、あのスピード感に満ちたドタバタ報復合戦の面白いリアクション漫画は、チャンちゃんの脳に強烈に刷り込まれている。猫のトムは鼠のジェリーにいつも最後は完敗なのだけれど、わが家の現実はこのアニメと違っていて、いつも猫の親分が上位に君臨し、犬の子分は屈服狎れしている。

 

 

【仕事について】
 とにかく中に入り込むんだ。
 選ぶのではなく、中に入る。まずは一部となり、
 そこから上を目指す。 (p.84)
 自分自身の適正についてウジャウジャ考えてばかりいないで、まずは、そこに染まってやってみれば・・・という回答。 多くの企業人が、同様なことを語っている。
   《参照》   『人を敵にまわすか味方にするか』 小山政彦 (大和出版)
             【3年間の集中があなたを天才にする】
 どんな理由があろうと、
 仕事に真剣な人間をクビにはしない。(p.100)
 ディズニースタジオのスタッフが自分から辞めることはないという。人々の喜ぶ笑顔を想像しながらのクリエイティブな仕事は、ハマるとおのずから真剣になってしまうらしい。

 

 

【教育】
 子供にトラブルを起こさせないためには
 何かに興味を持たせておくことだ。
 いくら叱っても、
 子供の悪事をやめさせる解決方法にはならない。
 説教では子供をトラブルから遠ざけられない。
 しかし彼らの心で何かを夢中にさせておくことは解決になる。  (p.145)


 人生には光と影があり、影がないふりをしようとすれば、
 それは不誠実であり、偽りで、甘い。たくさんのものが善良で、
 それ故に力を持っているが、邪悪なものも存在している。
 そして、子供をそのような現実から守ろうとしても、
 子供のためにはならない。
 大事なのは、善は悪に勝つということを教えることで、
 我々の映画はその役割を果たしている。   (p.149)


 子供たちは、
 映画を観たら原作に興味を持って、
 読んでみてほしい。  (p.155)
 ならば、ディズニーショップで原作は売られているのだろうか? 電車の中でディズニーランド帰りの子供たちが手にしている大きな袋の中に、書籍らしきものが入っているらしいと感じたことは一度もない。
 
 
<了>