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 中小企業の経営者って、人生の見本みたい何にでも頑張って生きているところを見せなきゃいけないらしい。会社の発展のためにも、社員教育のためにも。

 

 

【良きものに触れて、ボーッとしてない】
 舌が肥え、目が肥え、耳が肥えていって、頭も発達するんです。
 ですから、若い頃はただ貧しい思いをするとか、貧しさに耐えるというのではなく、何か目標を持たなければいけませんね。せっかくここへ来たんだから、勉強しようとか、せっかく京都の大学に通っているんだから京都の文化を吸収しようとか、何らかの目標にチャレンジしていかなければダメですよ。ただボーッと生きていたら、頭も中身も何も磨かれません。 (p.44)
 これは、経営者でも普通の大人でも同じこと。
 凝り性で研究熱心な人は、業種転換しても成功するんですよ。
 もう研究力が違うわけ。情熱が違うわけ。毎日の送り方が違うわけ。頭の使い方が違うわけ。そんな、ボーッとなんかしていないですよ。(p.61)
 この実例として、所長はビックリするようなものまで出版していた!
 たった1回の食事でも不味いものは食べたくないと思うから、とことん研究します。いまでは自分で料理もしています。最近、くまのプーさんの料理の本を出しまして、ディズニーランド、ディズニーショップでよく売れております。(p.44)
 アクセルは踏み続ける。
 肉体は老化しても、ハートと頭と、ものごとを徹底的に追及していく探究心は絶対に死ぬまで老化させないんだ、という気概というか、覚悟が必要ですね。その3つが停止すると、すべてがパーなんですよ。だから、若い人と一緒になって徹底的に芸術に励むとか、趣味に没頭するとか、とにかく何かにチャレンジしていく。(p.76)
 脳は、年齢とともに使わないと直ちに衰えるけれど、使い過ぎて疲労することはない。頭を動かそうと思ったら、没頭できるものに心を向け続けるのが一番いい。

 

 

【中小企業の社員定着の秘訣】
 ずっと定着するかどうかというのは、第一に温かみのある会社かどうか。すなわち、社長に温かみがあるかどうか。温かみがあっても、温かみを感じるように社員に接しているかどうか、なんです。 (p.85)
 大企業に集まる人材は、知力、意志力、体力、精神力が発達しているけれど、中小企業に集まる人材は、感情面が発達しているからだという。
 (中小企業に)優秀な社員がいたらどうなるかを考えなければいけません。優秀な人はだいたい野心的ですから、お客さんを連れていって独立したりします。(p.95)

 

 

【家庭環境と言う要因】
 お父さんとお母さんが夫婦円満で、仲良しの家庭で育った子は、お父さんの言うことを 「はい」 と素直に聞くし、上司の言うことにも素直に耳を傾けます。・・・中略・・・。
 こういう家庭環境で育った子なら、少しぐらい頭脳の冴えがなくても伸びます。(p.160)

 一流企業は人を採用するときに、事前に家庭環境をよく調べると言われていますが、私の実感として、それは正しいやり方だと思います。
 素晴らしい家庭に生まれるか、問題の多い家庭に生まれるか、それはその子の運命です。ですからそういう子は、自分の運命を自覚して、自分で克服していくしかない。大変ですけども、できなくはないですよ。(p.161)
   《参照》   『こんな恋愛論もある』 深見東州 (たちばな出版)
            【素直な人には良縁がどんどん舞い込む】

<了>