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【透徹した祈りの輝き】
 “ありがとう”、それだけでこれほどに純化した光りの世界へ人間は行ける!!!
 著者は、生活の中に祈りがある。それが次第に、祈りの中に生活がある、という風になっていったのではないだろうか。日常生活の中で毎日数時間祈っていることが自然になっていったらしい。これが最も正しい人生のあり方なのではないだろうか。ありとあらゆる努力は、透徹した祈りの輝きには到底及ばないと思う。
 祈りの効用を全く知らない人々は、祈りによってどのような体験が生ずるのか、この本を読んでみたらいい。
   《参照》  『子どもが孤独でいる時間』 エリーズ・ボールディング (こぐま社)

              【孤独(ひとり)の祈り】

 
    
【光の道の旅人】
 この本の表表紙と裏表紙には、同じ文章が書かれている。
それは・・・
 感謝の祈りから始まった
 めくるめく光の輝きに導かれ
 私の愛は無限大に深く息づいた
 この不思議な体験を
 今、あなたに伝えたい
 だってあなたも
 光の道の旅人だから
          愛鈴・あいりん
 ペンネームの “愛鈴” は、“愛隣” でもある。

 

 

【肉体を超えた霊的な愛】
 「やっとこの地球で、ずっと捜していた人と出会えた。あーぁ、出会えてよかったョ」
 その人とお話している時が、ものすごく幸せになっていた。これまで一番楽しい幸せな時間だったといってもいいくらい。車の中やお仕事中でも、その人からエネルギーが入ってきて、胸が高鳴った。夜も、肉体はここになくても、イメージとしての姿が現れて、私の中に入ってきて、エネルギーと共に愛し合っているという感じ。こんなエネルギーだけで、すごく感じる私に変化していた。
 その人はいつも優しく私を大切にしてくれた。「魂の中の結びつきだから大事にしたい、大切にしたい」・・・と。ハートチャクラから全身の先端にまで電流が走る。肉体を超えた、霊的な愛は、すごく幸せだった。純粋な愛だけを感じることができたから。     (p.81)
 これって理趣経の世界。
            【理趣経】
 そんなソウルメイトとの、肉体を超えたこの霊的な愛も、過渡的な学びだったらしい。

 

 

【すべては光り】
 その日以降、お祈りが変わってきた。これまで、彼と一緒に役立てて欲しいとか、スピリッチュアル・ヒーラーとして役立ちたいという想いでお祈りしてきたが、今は「ありがとうございます」だけになっている。
 私は感じていた。肉体での修行が終わり、やっと神様のお手伝い、ご恩返し出来るようなところまで来れたのかもしれない、と。肉体はただの道具だったような気がする。ただの光りの通り道だったのだ。すべては、みんなみんな光りだった。肉体の中には、本当の幸せはなかった。今まで探し求めてきたものが、分かってきたような気がする。   (p.134)
 「肉体の中には、本当の幸せはなかった」ということは、「この地上世界には本当の幸せはない」ということ。この世でいうところの幸せって・・・・何度も転生を繰り返す “魂” にとって本当に求めるところのものではない。

 

 

【「ありがとうございます」の言霊】
「ありがとうございます」 の言霊のすばらしさ。たった十の言葉を唱えるだけで、これほど幸せが得られるなんて、ほんとうに奇跡。どこにでもころがっているような、言い古された言葉だけれど、それを使ったら、分かる。単純で、明快、答えがすぐにくる。だから、みなさんにお伝えしたい。

「ありがとうございますの一言で瞬間に思いが消されてゆく・・・・・」
「ありがとうございますの一言で本当に奇跡が起きる・・・・・」
「ありがとうございますの一言で宇宙に光りが飛んで行く・・・・・」  (p.140)
 
 

<了>