（その２） より
【デパートの挨拶】
デパートの挨拶。これらは実に日本人的だ。そして非人間的だ。人間を機械扱いし奴隷扱いする日本のサービス。(p.217)
◆ 著者は日本文化を語るだけの最低レベルの認識にすら達していない。
これこそ、著者の日本文化に対する本質的な無理解を象徴している文章です。
日本には 「稔るほど、頭の下がる稲穂かな（人間性に優れた人は謙虚である）」 という言葉があります。これは上下関係を定めた儒教的な規範を表現したものではなく、人生の目的が 「目に見えざるもの(神仏)に対する礼節を遵守しつつの自己研鑚にある」 という観点から 「自ずからなる謙虚さ」 を表現する方法として日本文化の中に根付いた行為（挨拶）を表現したものです。
挨拶の本来の目的は、ビジネスのための機械的なサービスでもなければ、両班と賎民を分かつような、支配・被支配の上下関係を規定するための屈辱的な儀礼でもありません。職場も自己研鑚の場なのです。
＜本文以外＞ この著作にはありませんが、以下の２つのことについて記述しておきます。
● 『南京大虐殺』について、「東京裁判」はどう判決を下していたか。
● 『靖国神社参拝』について中国・韓国政府が、日本にクレームをつけるようになったのは何故か(何時からか)。
◆ これら２つについても、一般的にあまり知られていませんので、記述しておきます。
「東京裁判」では、南京に駐進した日本軍の指揮官は「無罪」とされました。当時、南京を租借していたオランダの領事官が証言台に立ち「そのような事実はなかった」と証言したからです。このように結審しているにもかかわらず、中国は政治的プロパガンダとして「南京大虐殺」を叫びたがります。
【戦争時の国際法について】
戦争をする戦闘員は軍服を着用する義務があります。軍服を着た軍人が、軍服を着ていない一般市民を殺害した場合は、明かに戦争犯罪になります。しかし軍服を着ていない一般市民が先に軍服を着た軍人を殺害した場合には、軍人が一般市民を殺害しても戦争犯罪とはされません。自己防衛と見なされるからです。
このような状況があったがために、中国人の一般市民が日本軍によってある程度の人数、殺されたであろうことは想像に難くありません。しかしこれは、先に書いたように戦争犯罪とはならないのです。
【『靖国神社参拝』にクレームをつけるようになったのは何時からか】
また『靖国神社参拝』について中国政府や韓国政府が日本に対して、軍国主義にからむ執拗な政治的発言を繰返すようになったのは、ちょうどソビエトが崩壊し共産主義の主体が中国に移った頃からです。日本の歴代首相はソビエトが崩壊する以前から、毎年必ず『靖国神社参拝』をしていましたが、ソビエト崩壊以前は中国も韓国も日本の『靖国神社参拝』に対して全く何の発言もしていないのです。
つまり、中国政府が『南京大虐殺』を声高に叫ぶのも、中国・韓国両政府が、『靖国神社参拝』に関して日本に難癖をつけるようになったのも、実は豊かになった日本から金を搾り出させるための政治的な手法なのです。今日の中国政府はまことに狡猾な政治手法を用いるようになったといえるでしょう。韓国の場合は「虎の威をかる狐 （事大主義）」的な便乗ですね。
【共産主義国とは、いかなる国かを忘れてはいけない】
中国（中華人民共和国）は建国から43年間で11回も軍事力行使をしています。しかも全て先生攻撃です。共産主義コミンテルンで 「我々は軍事力で世界を征服する」 と宣言した通りの軍事力覇権主義国家ですね。
「共産主義国家・中国や北朝鮮、およびこれに追随する国家に、良識は１００％ない」 ことを日本人は良く心得ておく必要があります。
【中国・韓国に徳義は完全に失われている】
終戦直後に、中国大陸を支配した共産党の周恩来も、台湾を支配した国民党の蒋介石も、敗戦国日本に対して 『以徳報怨』 という中国の古典文献の中にある言葉に則して戦争に区切りをつけました。政治的な打算より古典を体得した教養ある政治家として決断したと言えるでしょう｡
また、７世紀に朝鮮半島から日本にやって来た恵慈という名の高僧は、日本の有能な政治家であった聖徳太子に仏教の寛大な思想を伝え、その後、日本は仏教国として今日まで栄えることができました。仏教の教えの中にも、『以徳報怨』 と全く同じ内容の文言があります。今日の韓国も、日本に崇高な仏教を伝えた高僧の精神は既に全くなくなっているようです。
中国も韓国も、徳義を欠いた道徳的モラルのない政治家、権力主義・拝金主義に毒されきった狡猾な政治家達に導かれる国になってしまったようですね。あなた自身も、あなたの国の政治家達と同じなのですか？
■□■ 日本人共産主義者による 「反日活動」 ■□■
日本には「日本共産党」という政党があります。その名の通り共産主義国家･中国や北朝鮮と同じイデオロギーを持つ政党です。この政党の下部組織に日教組(日本教職員組合)という組織があります。この組織に所属する小学校や中学校の教員は、国歌 『君が代』 を歌うことを拒んだり、国旗 『日の丸』 の掲揚に反対します。そういった教員から歴史を学んできた多くの学生達は、日本人でありながら 「日本は侵略戦争をした悪い国である」 と考えているでしょう。
新聞では、日本国内で最も発行部数の多い 「朝日新聞」 が、最も左翼 (共産主義) 側に位置しています。
韓国は共産主義国家ではありませんが、韓国人と日教組の教員に教育を受けた多くの日本人とは、「反日」 という点では、実に話しが良く合うと思いますよ。また、何も知らないまま「謝っておけばそれで済む」と安易に考えている日本人も多勢います。
＜了＞