春が来た。


この2週間で、ぎこちない「こんにちは。」を何度も言ったし、このネタをぶっ込んでもいいかなと半信半疑で言って、駄々滑りした。


春だからといって、スタートから、うまくいくわけではない。けど、なぜか気持ちは軽く、春を感じている。


去年とは違うのだ。

去年は年度のスタートから「できない」「やれない」→「お前がやれぃ」祭りだった。


登山をするのに「こんなに荷物持たされて行かなアカンの⁉︎」と言うような気分だった。


この春は荷物も軽い。足取りも良好だ。


だからこそ、気心しれた人に連絡を入れたくもなるけど、グッと堪えている。まだまだスタート。


中学時代、野球をやっていた。

ヒットを打って、うれしかった。その後、1塁で牽制球を投げられてアウトになった。

監督に「ヒットを打ったのは、ええけど、牽制でアウトになったけぇ、プラマイゼロじゃ。」と言われた。


浮かれてはいけないのだ。

いつ牽制球が来るかはわからない。


BEGINの「三線の花」という歌に、こんな歌詞がある。


「秋に泣き、冬に耐え、春に咲く三線の花」


まさに今、そんな気持ちでいる。


やっとヒットが打てた。

やっとのやっとだ。


けど、もう1人の自分がいる。

「おい、ヒットのうれしさより、してやられた悔しさを忘れるな‼︎また冬は来るぞ。」


気難しい春だ。