パラミタ通信 第22号
~型破りと形なし~
ヨガやピラティスとは直接関係は
ないお話ですが、通ずる所もあるかな、と
感じたので先日ある方から教えて
いただいた「型破りと形なし」のお話に
ついて書いていきたいと思います♪
実は私、去年の年末ぐらいからボイトレなるものを
受講しておりまして・・・。
半年程経過して何となく効率の良い声の出し方を
朧気ながら捉えてきてるところでございます(^_^)
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
僕はバンドマンです(笑)
ちょっと音楽から離れていたのですが、
去年の今頃、昔やってたバンドで
一夜限りの再結成ライブをやりました。
3ヶ月程走り込みしたりして身体作りを含めて
しかっり準備して臨んだつもりだったのですが、
ブランクは否めず、ライブ後半は声があまり出ずに
楽しかったけど悔しい思いが残りました。
そのままその後も別のバンドを新たに始めて
音楽活動を再開することになったわけですが、
ちゃんとした発声を習ってみたいと思い始め、
今の先生に師事するに至ったんですよね。
若い頃は歌を人に教えてもらおうなんて
夢にも思わなかったですし、
若さで何とかなってたんだと思います。
そのままずーっと継続してたら大丈夫だったかも
しれませんが、ブランクのお蔭で、
我流で非効率な歌い方を見直さざるを得ない状況
になったのと歳を重ねて考えも変わったんでしょうね。
特に個性というものに対しての考えが
かなり変わりました。
昔は我流=個性、ぐらいに思ってましたけど(笑)
基礎がないうえでの我流って本当に
効率が悪いですし、そのせいで
伸びるものも伸びないですし、無駄な労力を
費やしてしまうことになります。
やはり基礎があってこそ、そこから先に個性がある。
今はそう考えてます。
そんな話をある方としていたら、
ある歌舞伎役者さんのお話を教えていただきました。
調べてみたら、故中村勘三郎さんのお言葉のようです。
「若い人はすぐ型破りをやりたがるけれど、
型を会得した人間がそれを破ることを【型破り】
というのであって、型のない人間がそれを
やろうとするのはただの【形なし】です。」
正しく今僕が感じてることだったので、
かなり感銘を受けました。
何事もそうですが、やはり基礎が一番大事という
お話でした(^_^)
ヨガやピラティスに置き換えると、
自分の軸を知る事だったり、
骨盤等のニュートラルを知ることだったり、
様々な身体の動かし方を知る事だったり、
といったところでしょうかね♪
最後までお読み頂きまして誠に有難うございます。