本日はロシアのバイヤーの詐欺の手口の一つが判明したので報告をいたします。
今回の詐欺はアメリカの転送会社を利用したもので、分かっているところではその日だけで被害件数が31件、被害額は150万程度となっています。
詐欺をおこなうバイヤーは複数のアカウントを使うため、全体として被害額は1000万以上になると予想されています。
さて、詐欺の手口ですがebayおよびPaypalアカウントの提供者、詐欺の実行犯、転送会社の構成でおこなわれています。
転送会社
Shopfan
https://shopfans.ru/
使われる住所
7 Lewis Circle
STE 〇〇〇〇****************転送会社の個人識別番号
Wilmington, DE 19804
United States
詐欺師はこの会社に商品を集め、定期便を使ってロシアに商品を送っています。
アカウントの所有者と実行犯が共謀しているため、十分な利益が出るまでは問題が表面化しません。
利益が出たところでPaypalでチャージバックをおこないますが、その期間が準備も含めて1年にも及んでいます。
流れ
2016年5月にebayおよびPaypalアカウントを作成する。
↓
中国人セラーから$1未満の商品を購入、フィードバックを集める。
↓
購入を停止、アカウントを寝かす。
↓
2017年1月、中国人セラーから$1未満の商品を購入、アカウントをActiveに見せる。
↓
2017年3月から詐欺目的の購入を開始する。
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2017年8月、購入を停止する。
↓
2017年8月、商品の転送を確認後、Paypalでチャージバックを開始する。
以上になります。
アカウントを寝かせた理由としては、歴の浅いアカウントでは高額商品の購入でセキュリティーが働くためです。
また、1月に低価格商品でスタートさせた理由については、休眠状態のアカウントが急に高額商品を購入すると、やはりセキュリティーが働くからです。
8月からのチャージバックはPaypalの180日ルールに適合させるためです。
ebayでのケースを使わないのは、ebayでは未着ケースでしか選択できず都合が悪いからです。
現状では発送方法などセラープロテクトを守っていれば、セラーが損失を受けることはありません。
この詐欺師がPaypalから返金を受けるかについては、Paypalの判断となります。
この点についてはアカウント保有者に状況を確認しているようですが、Paypalの損失が確定的とのことでした。
ただ、1年間もアカウントを使われていて気が付かないのは不自然ですので、共謀を疑っているようです。