商品を売る側としては、バイヤーさんのリターンリクエストは嬉しいものではありません。
しかし、それはルールでもありますし、このシステムによって購入を決めているバイヤーさんもいるわけです。
理不尽な理由も多々ありますが、そこはグッとこらえてビジネスライクに処理をしていきます。
さて実際にリターンを受けるとして、そこには注意点もいくつかあります。
バイヤーさんに伝えることを伝えておかないと、予想もしていなかった損失を受けることがあります。
内容物について
商品、メーカーの箱、保証書、説明書、全ての付属品を送り返すように伝えてください。
不足品がある場合は問題になるとも伝えましょう。
バイヤーさん都合のリターンでは、リターンコストはバイヤーさんが支払います。
コストを少なくするため、メーカーの箱や説明書を入れてこないバイヤーさんは非常に多いです。
ebayおよびPaypalのポリシーでは説明書等は価値に含まれません。
それらがそろっていないからと返金を渋っていると、ケースをエスカレートされることがあります。
商品自体は受け取っているので、このケースでは負けが確定です。
負けると・・・・・
Defectをカウントされた挙句、強制的に全額返金です。
本来は日本から出荷したときのコストは差し引くことが出来ますが、それも含めて全額が返金されます。
商品の梱包について
壊れないように頑丈に梱包をするように伝えましょう。
メーカーの箱も含めて、損傷すると問題になるとも伝えてください。
これはリターンコストとも関係があるのですが、まったく保護をせずに袋にそのまま入れて送り返されたりします。
商品だけダイレクトに入っていることもありますね。
普通に再販不可の商品になって戻ってきます。
ラベルの表示
返品商品(Returned goods)などと表示はしてもらいましょう。
普通に出荷されると関税などが発生する場合があります。
異議の申し立てなど手間が増えます。
日本製の商品であれば、原産地を日本と表示してもらうことがベストです。
出荷連絡があったら
念のため輸送業者とトラッキング情報を確認します。
USPSなど郵便系はそれほど問題にはなりません。
DHLの場合は要注意です。
すぐに日本のDHLに連絡をして、トラッキングナンバーと、それが返品であることを伝えます。
ここの処理をミスると関税や消費税、DHLの手数料を請求されます。
異議については聞く耳を持たないのがDHLです。
全く違う商品が戻ってきたら
過去の経験では空箱、石、何かのアダプター、ローソク、人形などに変わって戻ってきたことがあります。
この場合はebayとPaypalで対応が違います。
Paypalなら何とかなりますが、ebayでは絶望的です。
その商品をバイヤーさんが送ったのかは証明できませんよね?
輸送中に入れ替わった可能性も否定できないのでセラー保護には当たりません。
ebayはこれで終わりです。
なので、最初にPaypalに連絡をします。
Paypalで事情を話し、バイヤーさんのアカウントを調査してもらいます。
過去にも同様の行為をしていれば、ひとつの材料にはなります。
多くの事例があればebayで勝てる可能性が高くなります。
これがPaypalでのリターンの場合ですと、正規の手続きをすることでセラープロテクトが有効になります。
まず、自身の住んでいる地域を管轄する警察の生活安全課に電話をします。
海外のことはわからないとか、被害を証明できないとか言われたりしますが気にすることはありません。
警察の生活安全課に相談をしてください。
相談をすることで、相談番号が発行されます。
補償を有効にするために、この相談番号をもらうように決済会社に指示を受けました。
こんな感じで伝えて相談番号を発行してもらいます。
後は戻ってきた商品の写真と、相談番号をPaypalに送って処理を待ちます。
リターンに関連したトラブルは意外に多いものです。
きちんと手順を踏んでも損失を受けることはあります。
しかし、全体の取引の中での確率は、それほど高いものでもありません。
ひとつの事例で全体を判断しないことです。