僕が5歳の時に公開された『ドラえもんのび太のリトルスターウォーズ』。
のび太達が勇敢に立ち向かう姿。
そして、遥か彼方の小さな星なのに、文明や文化や政治が入り組んで、独裁者が暴れる環境。
子どもながら、子どもなりに、ハラハラドキドキと痛快なストーリーに大感動したのを憶えています。
何よりも心を奪ったのは、やっぱり武田鉄矢さんによる『少年期』。
ドラえもんファンにとっては、もう宝物のような名曲でございまして。
「僕はどうして、大人になるんだろう』と問いかけ続けるサビは、グッとくるフレーズで。。。
でも、徐々に歳を重ねても、僕なんかじゃ、その答えは出せなかったです。
家族4人で、最新のドラえもん映画を観るまでは。
コロナ禍の為、去年は公開中止。
ようやく公開されたのが今月。
ロケが奇跡的に早く終わった日にダッシュでお家に帰り、去年から約束していた『みんなで映画館に観にいこう』を叶えに行きました。
映画の中身は、単なるリメイクとは異なり、旧作のリスペクトと新作での新展開&サプライズが沢山詰まっていて、老若男女がたっぷり楽しめる最高のエンターテイメントになってました!!!
そして。
恐縮ですが、内容以外の事も言いたくて。
個人的なことで申し訳ないのですが。
今回、この映画を観た長女の年齢が《5歳》だったという事でして。。。
去年に公開していたならば、これは叶わなかったんです!
ちなみに、旧作が公開されたのは僕が5歳の時。
ドラえもんが大好きな長女と僕が、同じ5歳のときに『リトルスターウォーズ』が公開されるという、なんとも嬉しい奇跡の一致がありまして。
これが、個人的に。
すっごいすっごい嬉しくて。
長女が、どのくらい内容を理解してるのか。
何となくですが、僕の物差しで測れちゃう。
それが、とってもとっても幸せでして。。
映画にのめり込む長女を見たい。
でも、新作の内容も観たい。
想像以上に忙しい時間でしたが、両方キャッチしようと必死になってました。
そしたら。
フッと、気づいたんです。
僕の立場ってやつです。
僕は、パパになったんだなぁ〜って。
こんなタイミングで、改まっちゃいました。
子どもの頃は大好きなドラえもんを全身全霊で受け止めていたのに、今は長女がドラえもんを全身全霊で受け止める姿を見ようとしている。
《僕はどうして、大人になるんだろう》
そうか。
いまの僕は、長女と次女の幸せな姿を見るために、生きている。
これが、大人ってやつなのかな。
自分の為に『生きがい』を求めて歩む立場から、誰かに『生きがい』を導く立場になる。
この役割が理解できた時、『大人』になれるのかしら・・・。
最新映画を観ながらなのに、徐々に僕なりの『少年期』の答えが出始めてきました。
スクリーンでは、のび太くん達の勇敢な姿。
客席では、その姿に大興奮する子ども達。
その姿を一緒に見守ってくれる、ママ。
世界情勢と不思議なリンクをする内容。
地球人みんなに観て欲しいほど【戦争とは何か】を訴えるメッセージ。
胸を打たれるものがいくつもあった上で、最後は気分爽快すっきりするオチ。
そして流れてきたのは、通常放送を1年以上も支えてくれた、Official髭男dismのエンディング曲『Universe』。
うんうん。
もう、感無量で涙が止まりませんでした。
そして。
この感情の流れだからこそ、気づけた事もありまして。
Official髭男dismさん『Universe』は、武田鉄矢さん『少年期』のアンサーソングだという事。
通常放送では、気づけなかったな。
まぁ、めちゃくちゃ勝手な解釈なんですが、せっかくなので言わせて下さい。
歌詞の主人公、考え方や悩みが一緒かもと。
もしかして、同一人物なのでは。
「どうして??」と自分に問う歌詞の『少年期』に対して『Universe』の主人公は、がむしゃらでも、自分なりの答えを出そうともがいていて。
その答えが、とっても優しくて。
とっても平和的で。
今の時代に、すごく重なって。
この曲のターゲットは、まさにユニバース。
宇宙、いや万物、いやいや全人類!!!!
ソーシャルディスタンスの癖がついちゃった全ての心に、今一度あの寄り添う美しさを届ける曲、それが『Universe』なんだと!!!
ふぅ〜。。。
とにかく。
皆さんには、どちらの曲も聴いて欲しいな。
時間があれば、旧作も新作も観て欲しいな。
平和を分かち合える、少し不思議なチカラがあるSF映画、それが『リトルスターウォーズ』でした。
長くなってすみません。
寝る時間を削ってでも、伝えなきゃと、ここに綴らせて頂きました。
さぁ、高カカオ食べて、今日もロケ頑張ります!