土日は久しぶり相方の江藤さん(42)とお仕事をしました。



お互い別々の仕事でバタバタしてましたが、久しぶりに会ったということで昔からの知り合いの作家さんも誘って、3人で夜中に都内のお風呂屋さんへ。



そこで昔話に花を咲かせました。



その話の流れから、7~8年前に江藤さんが住んでいた風呂無しアパートを見に行くことになりました。



壁が薄くて和式便所で裸電球の風呂無しアパート、当時はテレビアンテナもなく傘の骨組みをアンテナ変わりにしてテレビを観ておりました。


それでも江藤さんは、二階建ての角部屋だからと気に入った様子でした。



江藤さんだけではなく、周りの芸人も気に入ってました。



みんなで銭湯に行き、その後は江藤さんの部屋に集まり朝まで話すこともしばしば。



妙に落ち着き、なんだか喋りやすいその部屋で夢を語らい、隣の部屋からうるせぇ~よの合図でドンッを頂くこともしばしば。



そんな思い出のアパートは、まだ残ってるのか。。。



新しいマンションが建っていたり、古かったアパートが駐車場になっていたりしましたが・・・。



ホッ、残ってました。



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このめでたいアパート名に何年も住んだ御利益を受けてか、2008年にようやく江藤さんはバイト生活から脱出するのでした。



それは、ずっと出たかったネタ番組、フジテレビ【爆笑レッドカーペット】に初出場したことがキッカケでした。



このキッカケから少しずつお仕事を頂けるようになり、この年の年末には、とうとうこのアパートからも脱出することになりました。



でも江藤さんは、あまり嬉しそうじゃなかった記憶があります。



このアパートの温もりや優しさが好きだったんでしょうね。



だから江藤さんは、お家にお風呂がある今でも銭湯に通います。



そして何かあればすぐ僕を銭湯に誘ってくれて、おバカな話をしてくれたり、おバカな話を聞いてくれます。



今日のお風呂屋さんも沢山笑ったなぁ。



導かれるように来た松寿荘。



今年は15周年イヤーだなんで意気込んでたのにコンビ活動が今ひとつ伸びなかったなぁ。。。



その反面、個々のお仕事が結構バタバタしちゃってて。。。



アパートを見ながら当時の僕等が映って見えた感じがして、その表情はお金もないのに明るくて、なんだか幸せを分けてもらった気分になりました。



だから僕達はしばらくアパートを見てました。



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あの頃のように、2人で真っ直ぐに走らなきゃいけませんな。



別々から少しずつ、距離を縮めていかなきゃいけませんな。



時間はかかるだろうけど、あの頃の夢を叶えなきゃいけませんな。



帰る道中、そんな話を2人でしました。



そしてバイバイの寸前、江藤さんはこんな言葉を残しました。



「あのアパートに住んでいた歳、いまのチャンの歳やから。」



・・・マジで!?



・・・あの頃のような気持ちは欲しいけど。。。



正直・・・。



今あの家に住むのは・・・また別の話かな。。。