事務所の先輩ゴルゴ松本さんに誘って頂きまして、ボランティアで少年院への慰問に参加させてもらいました。


前回フジテレビ『ジャネーノ!?』でやっていた、漢字の意味を自己流で解釈し、そこから人生を学ぶ手法を少年院の子供達に伝える講演会。


先生だの授業だの偉そうにする気はサラサラない、この世に先に生まれた先輩として、今の俺にやれることをボランティアでやっているだけ。


そうゴルゴさんはおっしゃいます。


このボランティア活動を始めて3年が経ち、参加希望を求める後輩芸人が年々多くなる中、ようやく出番が回ってきたのであります。


本日は、北関東の方にあります少年院を訪れました。


講演会が始まり、ゴルゴさんの真っ直ぐな目とハキハキした口調によって少年達の心をすぐに掴みます。


最初は笑うことをためらっていた少年達さえも、ゴルゴさんはどんどん心を開いていきます。


最後は笑いの絶えたい空間を作っていきます。


ゴルゴさんのパワーを改めて痛感させられます。


そして、この質問をゴルゴさんは少年達にぶつけます。


「みんな、夢はあるか?」


心を開いた少年達は次々にゴルゴさんに手を上げて自分の夢を発表します。


そしてゴルゴさんは、この漢字を少年達に伝えます。


「いいか、夢は死ぬまでに絶対にかなうからな。諦めるなよ!」


と言いながら、ホワイトボードに漢字の『吐』と書きます。


「絶対に夢がかなうと言い続けるんだ。強い気持ちで口からプラスの事を出し続けると『吐』からマイナスが少しずつ消えていく。そうすると、夢は【叶う】んだよ!!!」


少年達は、必死でメモを取ります。


毎日毎日、罪と向き合いながら被害者の方へ謝罪の思いを重ねていく生活の中で、それでも社会に出たときの為に準備をしなきゃならない。


そんな彼等と同等に向き合い、一人一人の目を見て語るゴルゴさん。


神々しかったです。


気持ちを表現する方法が裏腹になってしまい罪を犯した者、イジメを回避する為に行った行動が過ちになってしまった者、罪には色々ありますが、何にせよここへ入ってしまった少年達。


その少年達が、最後は目をキラキラさせておりました。


まるで生きる力を吹き込まれたかのように見えて、もうゴルゴさんと少年達に優しい光が包み込んでおりました。


それが、本当に神々しかったんです。


これはあくまで僕の感想であり、御本人は至って冷静に何を伝えていくべきかを考え、人生の先輩としてお喋りしてるだけとおっしゃってます。


帰りの車内で、ゴルゴさんは僕達Wエンジンに中島みゆきさんの名曲『命の別名』を聴かせてくれました。


命とは何か、思いとは何か、人生とは何か、価値観という言葉だけでは片付かない感情をこれでもかと提示して問いかけてくれる名曲です。


現在、新幹線で名古屋に向かってるのにも関わらずヘビーローテーションでございます。


難しいことは何も言われておりません、聴けば聴くほど生き方がハッキリしていくので、是非ご賞味あれ!!!