お彼岸の頃に咲くので、別名は彼岸花。
そしてなぜだか、お墓のそばにもよく咲いている。この花は、あちらの世との一番近い花なのかも。
まずはこの真っ赤な色。美しくもあり、恐くもあり。恐ろしいほど
そしてここは川沿いなので、常に川の音が清らかに聞こえるのだけど、ふと、三途の川のようだと感じてしまうのは私だけかしら。
そしてここにはいつも、羽黒蜻蛉が飛んでいる。真っ黒な翅をフワフワとバランス悪く飛んでいる様子は、この世とは思えない不思議な光景だ。
ちょっと恐い、なのにここへ来るとなんとなく落ち着くし、ひかれるものがある不思議なところ。
