ジャヌムの千寿です。
最初にお断りしておきますが、このブログに書く事はあくまで私の場合であって全ての人に当てはまるものではないという事を御了承下さいね。
私は本屋さんでたまたま見たデザインブックがきっかけでメヘンディを始めたのですが、最初は言葉さえも聞いた事がなく何を使っているのかも全く知りませんでした。
これは何を使ってどのように描いているのかと関連書籍やネットで調べてヘナを使って肌を染めるボディーアートだと知りその後夢中になってしまいました。
コーン作りにペースト作り、より良く染まる調合を研究し色んなメーカーのヘナを試し発色テストも繰り返しました。
最初は何となくそんなものかと楽しんで描いていたのですが、その内次々と疑問が出て来ます。
例えばペーストの固さです。
作る毎に違う固さになって安定せず何度も失敗しました。
何も考えずに描いていた時はただ楽しくてしょうがなかったのですが失敗を繰り返していると段々と苦悩して来ます。
何故だろう?本の通りに作っているのに…と1年程ずっと考え続けていましたがある日ハッと気付きました。
「情報は簡単に入手出来るが情報には五感が無い」…と。
本の通りに作っているこのペースト。これホントにこの固さでいいの?
コーンの太さは?コーンに入ったペーストの弾力は?
ペーストで描いた時の感触は?色は?匂いは?…とワーッと疑問で頭がいっぱいになって
「私は実際、何も知らない」
事に気付いたんです。
そりゃそうです。だって本物を見たことがなかったですから。
本物を知らずして何が悪いのかも解らないのは当たり前なのです。
独学の限界を感じました。
次回に続きます。
