家族構成
maru:4歳男児。中度知的障害のある自閉スペクトラム症。療育園に通ってる。発語ほぼなし。
maruが障がいをもっていることに対して、夫はよく『パパのせいでごめんね』とmaruに向かって口にします。
夫は自分側の遺伝の影響でそうなったと思っていて、maruに申し訳なさを感じているようです。
私はこの言葉を聞くと何だか悲しくなります
私はmaruの障がいは誰のせいとも思っていないし、夫自身が自分のせいだと思っていても、その言葉をmaruに向けて言ってほしくないのです。
『パパのせいでごめん』という言葉が私にはどうしても『パパのせいでこんな可哀想なことになってごめん』と聞こえるのです。
maruのことをネガティブな存在に思っているように聞こえてしまうんです。
maruが生まれつき障がいを持っていて、人より苦手なことや出来ないことが多いのは事実です。今までもこれから先も、障がいがない人に比べて何倍も生活面で本人が苦労することは多いだろうし、たくさんの支援も必要な存在です。
でもそれも含めてmaru自身です。
障がいはmaruが生まれ持ったものでmaruという存在を作っている一部でもあります。
他人がmaruのことを『可哀想な子』という目で見てしまうのは障がいがある以上は仕方のないことだと思いますが、せめて親である私たちだけは障がいも含めてmaruの存在をポジティブなものとして肯定してあげたいのです。
可哀そうな子、パパのせいでこうなった存在、と夫に思ってほしくないのです。
誰のせいでもなく、ただmaruはそういう気質を持って生まれただけ。
他の人と同じ1人の人間なんです。
親から可哀そうな子だと思われることがどれだけ辛いか。
それが生まれ持った部分で変えようがないものだったら尚更です。
私だったら変えようのない自分の一部を否定されるより、それもあなたの一部だよね、と肯定してもらいたいと思うんです。
そうは言っても、なかなか難しい時もあると思いますが、それでもせめてmaruにかける言葉は肯定的なものでありたいと、思っています。
↓maruについて
↓オススメの日焼け止め
