(私にとって)激動の3月が終わろうとしています。

医師の宣告どおりに母は旅立ち、3月が命日の月になりました。

それと、今日(3月28日)は44年前に亡くなった祖父(享年78歳)の命日でもあります。

 

あれは忘れもしない、私が6年生に進級する前の春休み。

金曜日の夜でした。

両親と私と弟の4人は2階で「3年B組金八先生」の最終回(感動の)を観ていました。

番組を見終わって、母が「あれ?おじいちゃんお風呂から上がらはったやろか」と風呂場へ見にいくと、祖父が湯舟に沈んでいたのです。

夜中でしたが大騒ぎになって、医者や親戚がうちへ来て祖父の死亡を確認。

親戚たちから母が責任を問われたのはもちろんのこと(祖母はすでにいませんでした)、警察も来て父が祖父を風呂に沈めたのではないかと疑いました。


いろいろ調べた結果 祖父は湯水を飲んでおらず、寝入ったまま風呂に沈んだと断定されたのです。

 

当時は自宅で葬式を行うのが一般的で、集落の人達が総出でお手伝いに来てくださったのを覚えています。

遠い遠い昔、初めて遭遇した人の死でした。

 

母が最後に居た病院の前に咲いていた河津桜。

おじいちゃんを火葬するときに見た満開の桜。

これからも、春の花が咲く時期には、せつない思い出がよみがえることでしょう。