『汽車はふたたび故郷へ』 | High Fidelity~ふわふわlife~

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元下っ端経営コンサルタントの日々の日記

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かなり久しぶりの更新で申し訳ありません。

予想に反して、とある資格の一次試験に合格したため、
2次試験の勉強と仕事、商工会での活動に追われながら忙しく過ごしております。


これもGW中に鑑賞した作品です。
オタール・イオセリアーニ監督の『汽車はふたたび故郷へ』です。


ストーリーは以下のとおりです。

かつてソ連の一共和国だった頃のグルジア。
牧歌的な少年時代を経て映画監督になった主人公ニコは、
検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、
自由を求めてフランスへと向かう。
ところがフランスでも、
映画に商業性を求めるプロデューサーとの闘いがあったりと、映画作りは困難の連続・・・。
はたしてニコは自分自身が本当に望んでいるものを作ることができるのか?
(『汽車はふたたび故郷へ』 フライヤーより)


感想ですが、かなり深い眠りに誘われてしまった作品でした(笑)
のんびりとしたフローで淡々と進んでいく作品ということもあり、ダメでした。
(直前に観た『レイトオータム』で少しガッカリして疲れたこともありますが・・・)


グルジアののどかで牧歌的な雰囲気などはいいなあと感じましたが、
思想統制や言論統制下にある旧ソ連の厳しい情勢は思ったほど伝わってこなかったです。
周辺国家のグルジアではある程度の理解があったのかもしれませんが…。
(実際、検閲側の人たちも主人公に対して少し同情的に描かれています)


興味深いなあと思ったのは、
映画制作において芸術性を追い求めるのか、商業性を追い求めるのかという
深いテーマがニコという監督の分身を通じて展開されているところですかね。


ただ掲げられたテーマは興味深いのですが、
単調なリズムとあまり効果的でない長回しのシーンが多いため、
つまらないなあと感じる人は多いように感じます。
ラストについても僕は不満でした。



今回はかなりの時間寝てしまったので、
そこまで語れることがありません、申し訳ないです(苦笑)



★…測定不能/5.0